愛してる、愛してない…
映画館で見逃した作品をやっと観る事が出来た。
「愛してる、愛してない…」
この映画、「映画館でお金出してみれば良かった!」と思える作品だった。
「愛してる、愛してない…」
この映画、「映画館でお金出してみれば良かった!」と思える作品だった。
- ビデオメーカー
- 愛してる、愛してない・・・
ファーストシーン、アンジェリクという女性が
1本の赤いバラを買い、ある男性に届けて欲しいと花屋の主人に頼む。
そしてアンジェリクの乗った自転車と主人の乗ったバイクは正反対に走り出した。
それはまさにこれから始まるドラマの表と裏の2面性を暗示するかのようだ。
1本のバラ、この小道具が最後にあっと驚く展開を引き起こす原因とはこの時、誰も気付かない。
まず目線の使い方が面白い。
前半はオドレイ・トトゥ扮するアンジェリク目線、
そして中盤は、愛される男性ロイック目線、
そしてその二つの目線が交わったとき、サスペンス度は最高潮を迎えることとなるわけだ。
だから前半のアンジェリクの行動や言葉、洋服全てを見逃してはならない。
実はその時… そういう事だったのか、と時間の流れが一致していくからだ。
そして小道具の使い方がうまい。
サスペンスは小道具が命だと思うけど最後の最後まで余韻を残す小道具をうまく使っている。
恋愛に妄想はつきものだ。
妄想と現実の間が不明瞭になる、こんな感覚は軽いものだったら誰にでも起こり得る事かもしれない。
そして嫉妬…
この話は決して遠いところの話でも有得ない話でもない。
そこが一番怖いところだと思う。
96分、この時間がまたうまいではないか。
これで2時間もされたらダレる…。
96分、時間があくなら是非、一度観て欲しい作品である。
(2002年・フランス映画)
(芝田 佳織)