ガリバーもそうだったけど、想像力に脱帽です。

一体どうなっているの?
トムは?ハティは生きてるの?
そんな思いでグングン本の世界に引き込まれて行く。

子どものころに誰もが持っていた特別な場所。秘密の場所。
トムは不思議な不思議なそんな場所に出会い、毎晩別の世界に足を踏み入れる。

弟ピーターのはしかが治るまで家族と離れて暮らすことになったトム。
預けられたおじ夫婦の家は子どももいない、たいくつそうな狭いアパートだった。
眠れない夜、13時の鐘の音をならす大時計に誘われて、トムがドアを開けると外には無いはずの庭。
そして出会う子どもたち。一体ハティたちは、それともトムが幽霊なのか。

まぶしい陽射し、輝く木々、キーンと寒い冬。景色や季節が鮮やかに浮かぶ。
最後、
私はホッとしたんだけどな。


トムは真夜中の庭で/フィリパ・ピアス

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げ、夏から更新してない・・・汗

正月休みを利用して、
『ガリヴァー旅行記』(福音館古典児童文学シリーズ26) を読みました。

子どもの頃は違う出版社で、おこちゃま向けの絵本で読んだんだな。。
こんなに風刺作品だとは、ちょっと意外でした。

下は仕事用解題
「イギリス人、ガリヴァーが、小人国リリパット、大人国ブロブディンナグ、飛ぶ島ラビュータ、魔法使いの島グラブダブドリッブ、馬の国フウイヌム国を旅する物語。時には大男、時には小人となりながら様々な体験をするガリヴァー。人間とはどういう生き物なのか、ガリヴァーを通して一緒に考えてみる?」


印象的なのは、最後に旅する国、馬の国フウイヌム国。
人間の姿形をしていても、野蛮で不潔で低俗なヤフー。
そして彼らを召使いとして扱う崇高な馬たち。

ガリヴァーは自分がこのヤフーと同じ人間であることに嫌悪感を感じ、
また、崇高なフウイヌム族を見習い、故郷のイギリスに帰らずにフウイヌム国に留まろうとする。
立ち振る舞いまで馬の真似をし始まるところが何ともユニークなんだけど(笑)
笑うに笑えない程、この章でさらに人間を丸裸にする作者スウィフト。
冒頭から、ガリヴァーを巨人にして、
人を見下ろす巨人からちっぽけな小人にしたりと、
かなり人間に対する本質をあから様に表現していくのだけれど、
小学生にはキツイかな。。
後半は社会風刺が色濃い。
正直、中学生ぐらいになってからじゃないと
理解できない部分が多いんじゃないかなと思う。
スウィフトを皮肉屋といったり、とんだ風刺文学だ、
子どもには読ませたく無いという声もありますが、
幼児に向けた本じゃないから
アリだと思います。

理想郷フウイヌムには結局いることが出来ないんだよ。
なぜならガリヴァーも私達も、人間だからね。


ガリヴァー旅行記 (福音館古典童話シリーズ 26)/ジョナサン スウィフト

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落ち込むと本が読めないの私。(^_^;)
読書再開。

前回の続きで角田光代。

主人公2人を軸にして
内容があっち行ったりこっち行ったりするのは
最近の流行?
村上春樹の1Q84もそうだよね。
角田光代はそういう作風?八日目の蝉もそうだった。

んで、今回は『対岸の彼女』。

『八日目の蝉』程の深さ力強さはないけど、
やはり30代位の女性心理を掴んでるかな。
小さな会社を起こした社長と主婦。
立場も傷も違うけど、
周囲の人間と摩擦しながら暮らしてきた女性二人。
存在価値を考え始める年頃なのかな。

女って、面倒でいじらしくて逞しい…

対岸の彼女/角田 光代

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