「心の傷を癒すということ」というドラマで、

主人公の精神科医のセリフに

「弱いは悪いことではない」というものがあります。

 

弱いからこそ人の痛みがわかるからだそうです。

 

人は、「弱い自分=ダメな人間」とついとらえがちで、

精神科医の彼のもとに相談に来る患者も弱い自分を否定的にとらえ、

ダメな自分という思い込みを強く持っています。

 

そうではなくて、弱いことで弱さを理解できる。

だから弱いことは悪いことばかりではない、と。

主人公はやさしく包み込むように言葉をかけます。

 

僕も離婚や子供と離れ離れになる経験をして、

多少なりとも人の痛みをわかるようになりました。

それまでは特に問題もない人生だったので。

 

そのまま順風満帆でも悪くはないのでしょうが、

人の痛みをわからない人間のまま生きていたかもしれません。

人の痛みや人生の辛さが少しわかるようになると、

ドラマのセリフも染みることが時折あります。

思わず目頭を熱くすることもしばしば。

そんなとき、弱いのもまんざらではないと思います。