経営学者の楠木健さんの公演を聞いてきました。

この人、すごく面白いです。

考え方も面白いけど話し方も。

ちゃんと軸があるというか、自信があるというか。

 

さて、主な内容は判断基準は良し悪しではなく、

好き嫌いでやりましょうよ、という話。

 

好き嫌いはスキルではなくセンス。

センスを信じて判断すればうまくいくよ、と。

スキルを磨くのを否定するわけじゃないけど、

スキルを身につけるのは努力が不可欠。

努力してる時点で向いてないんじゃないの、と。

 

好きなことは没頭できる。

その姿を周りは努力と呼ぶかもしれないけど、

本人は好きなことを一生懸命やってるだけ。

その結果、スキルが身についてる。

だから好き嫌いを基準にしたほうがいいよ、と。

 

ここで大事なのは、皆が好き嫌いをちゃんと認識して、

好きを突き詰めて、オンリーワンになり、

その能力を互いに尊重し合うというスタンス。

 

あれはダメ、あれは認めない、というのは良し悪しの基準。

あれもいいね、それもいいね、が好き嫌いの基準。

多様性に富む世界であれば、お互い尊重し合っていれば、

大体うまくいくよね、と。

 

確かにその通りだなと。

僕はディレクターですが、デザイナーと仕事するとき

相手を尊重してディレクションするだけで、

デザイナーを良し悪しで押さえつけることはしません。

カメラマンやライターに対しても同じです。

これは好き嫌いで動いてるからだなと。

 

良し悪しで動くと、自分の信念めいたものを押し付けがち。

子育ちも同じですね。良し悪しでやると習い事とか押し付けちゃう。

好き嫌いでやれば、子供が好きでやってることを応援できる。

もちろん最低限の躾は必要ですけど。

 

というわけで、好き嫌いで判断する時代が到来。

そのためには自分の好き嫌いをちゃんと把握しないとね。