リナ・サワヤマという日本人女性シンガーがいます。
彼女のなにがすごいって、SNSから世界的に有名になったとこです。
曲も振り付けも衣装すらも全て自分で考えてるので、
それだけでも相当すごいんですが、
それよりもSNS発信だということがすごい。

従来のアーティストは、権力者や権威企業が存在を見出し、
キャラクター付けして、育て、曲を提供し、
売り出していくというのが常識でした。

バンドブームあたりから曲は自分たちで作るという流れが生まれ、
シンガーソングライターという言葉も生まれました。
その後、宇多田ヒカルあたりから、イメージ戦略も自分たちでやる、
企業の言いなりにはならないという世代が出てきました。

ただ、企業発信という形は変わることがありませんでした。
企業の手の中の許された範疇で自由に泳ぐという感じでしょうか。

それがフェイスブック、インスタグラムというSNSが生まれ、
それらを活用して、自分のやりたいように、
自分が好きなことを発信していく。
それが支持を受け、影響力を持ち出す。
これはすごいことだと思います。
インターネットが生まれたときぐらい仕組みを変えたんで。

この背景には多くの人に共通した価値観が
存在しなくなったということで、
その代わり自分の好きなものは誰が何を言おうと応援するという
そういう世代が生まれてきたということです。
こうなってくると何が大事かって、
自分の好き嫌いの価値基準をしっかりと持ち、
好きのセンスを磨いていくということが必要になります。
みんながいいねというものがなくなってきてるわけなので。

知り合いにもそうやってSNSで自分のスタイルを発信して、
それが支持されて仕事につながっている人がいます。
その子もリナ・サワヤマと同世代のアラサー。
これからの子供たちは自分の好きを見つめて、
その価値を磨いていく、そういう教育がのぞましいのかなと。