何か目標達成のために行動するのではなく、
行動すること自体を目的にする、
それが行為の目的化。

なぜ行為を目的化することが良いのか。

それは、行為を目的化することで、
行為そのものが楽しい、楽しいから続けられる、
続けられるから成果が得やすい。
こういう図式が成り立つからです。

楽しいければ良いのか?という疑問が生じると思います。
私も「楽しいことしかしない」というのは疑問を感じます。
楽しいことを選り好むのではなく、
行為そのものをいかに楽しむことができるか、だと思います。

私は書道の有段者です。
7、8年ほど習っていたので、自ずと高段者になりました。
でもある段階からつまらなくなり、数年前に辞めました。

習い始めた当初は習字をすることが楽しかったです。
日本文化に触れている気持ちになるし、
気持ちも落ち着くし、字も上手くなるし。

ある段階から昇級、昇段の機会をもらい始めました。
段を取るまでは、トントン拍子な感じで楽しかったです。
二段ぐらいになってからでしょうか、
年に一度の昇段試験が書道を続ける動機に変わっていったのは。

準三段の時に「準」を取り除いて、
三段になりたいというだけの動機で一年間書道を続け、
昇段試験の結果、準四段になりました。
2階級特進したわけです。
でも、取り除きたかった「準」がまたつきました。
この時点で辞めることを決めました。

これこそ行為の先に目標を置いて、
その目標に価値を見出せなくなり、
行為そのものを辞めてしまった典型です。

もし未だに字を書くことが楽しくあり続けていたら、
もっと昇段して、もっと字が上手くなってたことでしょう。
これこそが行為の目的化の狙いです。

好きこそ物の上手なれ

ことわざは本当によくできてます。