合気道を習っている関係で、
武術関係の本をよく手にします。

その中で、身体の重要性を説くものが多々あります。
まあ、武術ですから当然といえば当然ですが。

面白いと思ったのは、現代人である我々は、
まず頭が良くなり過ぎてるということ。
ゆえに何でも頭で判断して、体を使おうとしない。
しかし本当に身につけるには、漢字が示すように
身体に刻み込まないといけない。
だから武道では反復稽古を重要視します。

昔から職人も自らの体に技を刻み込むために
下積みから繰り返し同じことを続けてきました。
そうやって繰り返すうちに、ふとできるようになる。
それが体に刻み込まれたということ。

これが武道やスポーツなど体を動かすことなら、
それほど抵抗なく入ってくる提言だと思いますが、
知能労働に関してはどうでしょうか。
知識と身体性はリンクしないのではないでしょうか。
そこが現代人が賢くなり過ぎたとこです。

本来は脳も身体であり(臓器です)、
考えることも体を動かすことの一部です。
だから企画を考えるときに書くことが重要なのです。

デザインも同じです。
資生堂では資生堂フォントを新人デザイナーは
ひたすら手書きで練習するそうです。
コンピューターでデータ化されているにも関わらずです。
それは資生堂の美意識を身体に刻み付ける作業です。
体が美を覚えてから、コンピューターを使ってデザインをしていく。

こんなこと合気道をやってなかったら思いもしなかったことかも。