人間は自分以外の他者から認めてもらいたいという「承認欲求」があります。
これはどんな人にもある。例え聖者といえども。
人が人として生きていくために備わった本能だから。

もちろんその度合いに強弱はあります。
いわゆる「俺が俺が」の人はその度合いが強く、控えめな人は弱い。
ただそれだけ。度合いの問題。

さて、この承認欲求が地味に出るのが、夫婦生活。
いや、家族生活というべきか。

夫が感謝の言葉を口にしないと嘆く妻が多いですが、
これも承認欲求です。
親がほめてくれないという子供のケースも同じ。
さらには妻が自分をいたわってくれないという夫のケースも。

つまり、共に暮らす他者から自分のことを認めてもらいたいわけです。
それが共に暮らす意味だから。
一人で暮らしていたら、そういうことはありません。
認めてもらえる他者が周りに存在しないから。

人と共に暮らす限り、互いに承認欲求を満たし合って暮らすのが、
最も賢く、また意義のある生活です。
でなければ、一人で暮らした方がトラブルもなく幸せなのですから。

そんなことを思いました。