思想家の中村天風氏は自己=肉体ではなく、
肉体は自己の所有物だと思えと言っています。

服が所有物であるように、
肉体も所有物なのだと。
ただ、服のように替えは利かないですけどね。

肉体を自分自身だと思うと、
病気や怪我で深刻に悩むことになる。
それを服のように思えば、
多少傷がいってもほつれた程度に思えて、
痛みに心をとらわれることが減る。

心も同様だと天風氏は言います。

現代人は心=自分だと思っていると思います。
しかし、自我が芽生える前の小さい頃でも
自己というものはあるわけで、
心も教養を重ねて行くと成長していくわけで、
つまり心も自己の所有物だというわけです。

心も体も成長する。
それは、自己の成長の合わせて形を変えているともいえます。

心も所有物だと思うと、感情の揺れに左右されることなく、
常に平常心を持って生きていける。
つまり、悩みがなくなる。

いわば、自己、心、体の三権分立です。
そのバランスが大事なんですね。