ボクはクリエイティブディレクターとして
企業の販促活動を支援しています。

ものを売るためのコミュニケーションを考えて、
実際にデザインに落とし込む。
そんなことをやってるわけです。

母親からもお店についてよく相談を受けます。
時にはDMなどのデザインをすることも。

母親が店を始めた当初、刺身定食があまり売れないと言うので、
当時ボクのお客さんだった和食チェーン店がハンバーグを始めて、
それが結構評判がいいというので、勧めてみたところ、
これがヒット。今でもメニューとして人気のようです。

少し前には、ランチパスポートとかいうイベントに参加したので、
それ用のメニューのアイデアがないか、と。
今のメニューをスケールダウンさせたものを考えてるようなので、
それでは新規客は来ないし、既存客にも失礼でしょ~ということで、
まったく異なるイングリッシュブレックファーストを提案。

イギリスの国民食で、ボクがイギリス留学時代に食べてたものです。
話してるうちにふと思い出したんですね。
味としては特に変わったものではないのですが、
体験としてはすごくいいものになるはず、だと。

今の人は味はもちろん重要ですが、体験も重要視しています。
それはどのお店もそれなりの味を提供できるようになったから。
わざわざ足を運んだ結果を味プラス何かで求めてるんですね。

このイングリッシュブレックファーストは、
値段を安く提供してるということもあり好評だそうで、
イベント終了後も継続して提供するそうです。

直近では、お店のある地区(高知県の赤岡市)でお祭りがあるそうで、
その祭りに合わせたメニューを考えてくれないか、と。
この祭りは絵金祭りといって、幕末の絵師である絵金が描いた芝居絵を
月明かりとロウソクの明かりのみで鑑賞するというものです。

どうせなら絵金祭りとリンクしたものをやるべき。
そう思ったので、赤色のドリンクやお菓子をやってはどうかと提案しました。
なぜ赤かというと、絵金の芝居絵には血の表現が多いんですね。
一度、絵金祭りを見に行ったことがあるのですが、
やはり印象に残っているのは、おどろおどろしい血。
というわけでネーミングも「おどろおどろしい絵金セット」とか。

SNS全盛の現代、人々はネタに飢えてるわけです。
珍しいものや気に入ったものを見つけては、SNSにアップして自慢する。
だからネタになるようなものを提供してあげたら喜ぶわけです。

イングリッシュブレックファーストも絵金セットも
普通の発想とは違う。だから珍しいし、おもしろい。
和食屋にハンバーグもそう。
ハンバーグはファミレスの専売特許だと思い込んでるところに
ビジネスチャンスがあったりするわけです。

モノよりコトの時代が確実にきてるんです。