本のタイトルは「もったいな主義」

著者はPR会社の社長であり、大学の学科長でもあり、構成作家でもありと
なんでもござれの小山薫動さんという人です。
映画「おくりびと」の脚本家といえば分かりやすいかもしれません。

もったいない主義といっても、節約の本ではありません。

もったいないという発想から、いかに面白い企画を作るかという本です。
考え方指南書というよりも、小山さんのアイデアが綴られている感じです。


例えば、小山さんの事務所の受付はパン屋を兼ねてるそうです。

それは、会社に受付がいたらいないより便利だし嬉しいけど、
小規模な会社じゃ受付を設けるのはもったいない。

じゃあ、どうすればもったいなくないか。

普通なら受付を置かないということで即解決でしょう。
そもそもウチみたいな規模には受付なんでいらん!で秒殺かも。
逆に非常識だ!と怒られたりして。

でも、小山さんは違います。
受付だけじゃもったいないからパン屋もやればいいじゃん!って。

事務所がある場所は飲食店が少なく、
お昼になるとランチ難民でごった返すそうです。
サンドイッチを食べたくなったらコンビニに行くしかないみたいな。

そんな場所に美味しいパン屋ができたらみんな喜ぶじゃん!
周りの会社の人も、自分たちもこ腹が空いたら気軽にパン食べれるし。

さらに事務所に来るお客さんはパン屋の奥に入って行くという、
あまりない体験をできるわけです。
なんてスペシャル!

ということで、受付兼パン屋が生まれることに。
中途半端じゃいけないということで、パン職人も雇って。

こういう発想って素敵だと思います。

世の中、効率ばかり求めて利益を追求する仕事ばかりだけど、
利益って意外なところから生まれるものなのかもって。

おすすめの本です。