最近よく聞くことばです、クリエイティブ。
ボクはデザイン会社に勤めてるんで、実によく聞くし、使います。
「それ、クリエイティブじゃないよね~」みたいな。

で、最近思うのはデザイナーってすごくクリエイティブな感じがするじゃないですか?
でも、実はデザイナーが最もクリエイティブじゃない人種なのかもしれないと。

それは、仕事に想像力が足りないってこと。
もちろん、全てのデザイナーがそういうわけじゃありません。
クリエイティブなデザイナーはたくさんいらっしゃいます。

でも、世の中にはびこるデザイナーと名乗る人たちは、
クリエイティブじゃない人が結構多いと思います。

目先のことにとらわれすぎて、クリエイティブの本質を見失ってる人が多い。

例えば、ある冊子を作ったとき、お客から表紙が少し派手だと注文がつきました。

その話をデザイナーにしたところ、
「どこがどういう風に派手なんですか?」とデザイナーは聞いてきました。

「・・・・」です。
派手なんて感覚の問題です。また、派手じゃないってのも同じく感覚の問題。

派手と感じる人の気持ちになって、
その人が派手じゃなくていいデザインだなと思えるものを作ればいいんです。

商社マンと村役場の人の服装はまったく違うものだろうけど、
そのどちらもそれぞれの職場では適したものなんです。
それが適材適所ってやつです。
村役場の人に商社マンが着るような服を渡しても困惑するんです。

そういうところを想像して仕事しないと。
お客が言うことは全てじゃない、お客が言わんとしてることを想像する。
お客の立場になって考える。

それが、クリエイティブな仕事なんじゃないかとボクは思います。

昔の上司が、「ものを作るだけがクリエイティブじゃない」と言っていましたが、
その言葉の意味が最近になってようやくわかり始めました。

想像して仕事しないと、相手の想像を超えるような想像をしないと。