よくドラマでプロのスリが出てくることがある。

すれ違いざまに懐の財布を盗るというやつ。

 

プロのスリにやられた。

でも、ドラマみたいなすれ違いざまではなく、

となる観光地の大衆浴場(つまり銭湯)で。

 

ひと風呂浴びてさっぱりした後、食事をとる。

さて、会計をと思って財布を開いたらお札が一枚もない。

今まで見たことなかった景色なのでびっくりする。

あれ?という感じで。

 

もしかしたら家に忘れてきたかも。

そんな一抹の希望を抱いて帰宅したけどお金はどこにもない。

やはりスられていた。

 

風呂に入っていたのは20分あっただろうか。

浴室から脱衣所はガラス越しでうっすら見える。

もちろんそんな目にあうとは思ってないから目を凝らしてたわけじゃないけど。

ロッカーはもちろん鍵をかけていた。

 

カードや免許証など同封していたものは一切手がつけられていない。

札のみが抜き取られていた。

まさにプロの技。見事すぎる。

 

財布ごと盗むと当然その場で警察騒ぎになる。

これは銭湯に迷惑がかかるし、妙な噂が立てば狩場を一つ失うことになる。

カードを盗むとこれまた警察騒ぎになるし、すぐに対応されると旨味が薄い。

銭湯に入ったのは夕方だからカードで買い物するにもそれほど時間は稼げないから。

 

幸い銀行のカード類は持ち込んでなかったのでそちらは無傷。

となると、現金を盗むのが一番手取り早いし、後腐れがない。

現金は2万円弱。

決して痛くない金額ではないが、騒ぎ立てても戻って来ないだろうから

警察に行くかどうかはまちまちだろう。

僕はめんどくさかったし、盗まれた確信もなかったので行かなかった。

まさにプロのスリ職人の思惑通りになったわけだ。

 

この経験をきっかけに財布やカードのセキュリティ体制を見直すことにした。

まず財布を長財布からズボンポケットに入る小さいものに変更することに。

実は今の長財布の前は小さいのを使っていたのだが、

大人は長財布だろうと変えたんですけどね。

 

カードも使わないものは家に置いておくことにした。銀行のカードも。

最近は現金以外でも決済手段が増えたしね。

しかし、色んなことが起きるもんですな。