運動会が終わる頃から、長女の状態はさらに悪くなって行きました。

真夜中に突然飛び起き、号泣して何かを探すようにグルグル回るのです。
私がいくら声をかけても泣くばかり。
しかも翌朝には全く覚えていないのです。

この頃から私は少しずつ”登校拒否”という不安を感じ始めました。

公園に出ても、私から離れず、お友達とも全く約束しなくなりました。

そんなある日、物凄い勢いで数台の自転車が公園内を駆け抜けました。
その後ろからは成人男性が奇声を上げて追いかけていました。

それを見た長女はとても怯えて泣きじゃくりました。
私はただ「大丈夫大丈夫」と言うだけでした。

その男性は近くに住む”知的障害”の方だという事でした。
だけど子供たちはあだ名をつけ、高学年の子などはその男性を
はやしたて、怒らせたりしていると言うのです。
以前にはその男性が包丁を持っているという噂が流れたそうです。
(恐らく噂でしかないと思います)

長女は以前その噂を聞いた時に、私にしつこく本当かどうか聞きました。
その時も「それが本当ならきっと警察の人に捕まってるよ。障害を持った人だから
って特別な目で見たらあかんよ」と。

そんな事より恐怖心を持った長女の気持にもっと寄り添ってあげなければ
いけなかったんですね。

ただでさえ子供を狙った犯罪が多い中で、毎日のように不審者情報のプリントを
配られ、先生や親から色々な防衛策を言われている長女には、それこそ知らない人は
全て不審者に見えていたのかも知れません。

そこから私と離れる事への不安がさらに増したようです。