その後、長女の行き渋りが続きました。
「学校に行くと涙が止まらへんねん。」そう言って不安げな顔をする長女に、私は甘やかせてはいけないと
「大丈夫!もうママは病院行かへんから、心配せんと」とポンと玄関から放り出しました。

その時、扉の向こうで長女はどんな思いでいたのでしょう、どんな表情をしてたのでしょう・・・。
一番信頼している母親に突き放されて、恐怖の対象でしかない学校へ行くしかなかった長女。

それでも友達とキャーキャー言いながら帰って来て、「今日は学校で泣かへんかったわ!」
そんな言葉が私をさらに油断させました。

”なんや。ちょっと甘えてるだけか”
そうこうしているうちに夏休みに入り、ごくごく普通の夏休みが始まりました。

そんな中、私の不注意で家族全員”水あたり”になってしまったのです。
原因は恐らく”麦茶”。みな強烈な腹痛と吐き気に襲われ、点滴通いの毎日。

当然の事ながら、食欲も落ちました。
でも長女の食欲だけはなかなか回復せずにいました。
私は”夏ばて”も重なっているのだろう、ぐらいにしか思っていませんでした。

主人の両親、主人の弟夫婦と行った旅行中、義妹が言いました
「Pちゃん(長女)全然食べてないけど、いっつもあんなん?」
”夏ばて”としか思っていなかった私は、そんな義妹の言葉すら聞き流していました。

こうして普通に夏休みを過ごしているように見えていた娘の心のほころびは、
確実に広がって行っていたのです・・・。