セミナー概要
セミナー番号
S01021

講 師
東京工芸大学 工学部 生命環境化学科 教授 澤田 豊 氏
対 象 透明導電膜に関心のある技術者、担当者
会 場
日 時
平成22年10月22日(金) 12:30~16:30 
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料

1名につき45,150円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)

※10月12日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒39,900円会員登録(無料)
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円

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【講演主旨】
 透明導電膜は半世紀弱の歴史を持ち、太陽電池、タッチパネル、フラットパネルディスプレイなどに不可欠な存在として最近は日本、韓国、台湾、中国などでホットな展開が注目されている。
第1部では透明導電膜を理解するための必要十分な基礎知識を簡潔に紹介する。第2部では透明導電膜を作製して使用するための基礎知識と評価技術を紹介する。とくに低抵抗膜を作製するための指導原理を要約する。種々の応用たとえば有機EL、フレキシブルデバイス、太陽電池、省エネガラス、タッチパネル等に透明導電膜を応用する際の要点、透明導電性ナノ粒子の作製とプリント技術の要点を紹介する。第3部では透明導電膜の競合技術、脱インジウム系膜の将来性などについて述べる。
 事前に質問をいただいた場合には出来る限りそれに答える形で講義をすすめる。


【プログラム】

<第1部> 透明導電膜を理解するための基礎知識
 1. 透明性と導電性の両立
 2. 酸化物半導体とは
 3. 結晶性透明導電膜の格子欠陥と導電性
 4.結晶性透明導電膜とアモルファス透明導電膜の相違点
 5. 第1部のまとめ

<第2部>透明導電膜を作製して使用するための基礎知識と評価技術
 1. 成膜技術と膜成長機構
 2. 結晶性透明導電膜の低抵抗化の指針
 3. 透明導電性ナノ粒子の作製とプリント技術
 4. 有機EL・フレキシブルデバイスへの応用:低温・低ダメージ成膜・仕事関数
 5. 太陽電池・省エネガラスへの応用:大面積化・低価格化・省資源化
 6. タッチパネルへの応用: 高抵抗化・機械的性質
 7. その他の応用: 耐熱性・耐薬品性
 8. 第2部のまとめ

<第3部>透明導電膜の今後を考える古くて新しい指針
 1. 競合技術: 金属薄膜・グラフェン・導電性有機薄膜・バルク材料など
 2. 酸化インジウム系、酸化亜鉛系、酸化スズ系の比較
 3. アモルファス透明導電膜とp型透明導電膜
 4. バルクと薄膜との共通点と相違点
 5. 第3部のまとめ

【質疑応答・名刺交換】

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