セミナー概要
【講演主旨】
物理的発泡剤として炭酸ガスや窒素を用いた微細気泡を有するプラスチック発泡体について、発泡原理、基礎理論そして素材の粘弾性特性に基づいた各種発泡プロセスと発泡制御法並びに射出成形機等による発泡成形システムを平易に紹介し、“ものづくりのための発泡成形技術の基礎と特性評価法”について説明します。
【キーワード】
1.物理的発泡法
2.粘弾性特性
3.発泡プロセス
4.発泡制御法
5.機械的・熱的特性
【プログラム】
セミナー番号
|
S00905 |
講 師 |
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 工学博士 新保 實 氏
|
| 対 象 | 発泡成形に関心のある技術者、担当者 |
会 場
|
川崎市産業振興会館 第3会議室
【神奈川・川崎駅】
JR・京急川崎駅から徒歩10分以内 |
日 時
|
平成22年9月16日(木) 13:00~16:00
【16:00講義終了。16:00~16:30 フリータイムQ&A】 |
| 定 員 | 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。 |
聴講料
|
1名につき45,150円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)
|
【講演主旨】
物理的発泡剤として炭酸ガスや窒素を用いた微細気泡を有するプラスチック発泡体について、発泡原理、基礎理論そして素材の粘弾性特性に基づいた各種発泡プロセスと発泡制御法並びに射出成形機等による発泡成形システムを平易に紹介し、“ものづくりのための発泡成形技術の基礎と特性評価法”について説明します。
【キーワード】
1.物理的発泡法
2.粘弾性特性
3.発泡プロセス
4.発泡制御法
5.機械的・熱的特性
【プログラム】
1.発泡原理
ここでは物理的発泡の原理を説明
1)物理的発泡の発泡原理の定性的説明
2)均一核生成の基礎理論
2.発泡素材に求められる諸特性
ここでは、発泡素材に求められる特性として、発泡プロセスを検討する場合に必要な粘弾性特性と溶解特性の必要性と測定法を説明
1)素材の粘弾性特性(弾性率の時間―温度依存性)
2)素材の溶解特性
3.粘弾性特性に基づいた発泡制御法と成形プロセス
ここでは、発泡条件を決定する方法として、素材の粘弾性特性を基準とした方法を説明
1)バッチ式発泡成形システム
2)連続発泡成形システム
(押出成形、射出成形、ブロー成形:発泡用金型)
3)発泡に及ぼす影響因子と発泡制御
a)基本的な影響因子
b)超臨界流体とその応用
c)溶解特性
d)粘弾性特性に基づいた発泡制御法
4.気泡径・気泡数の制御方法
ここでは、所望の気泡径を有する発泡体の制御方法として、時間―温度換算則を用いた手法を説明
1)気泡径・気泡数に関する時間―温度換算則
2)所望の気泡径を有する発泡体の制御法
5.発泡体の諸特性
ここでは、発泡体の強度向上法としての各種の方法を説明
1)発泡体の強度向上法
・分子配向による方法
・強化繊維による方法
・スキン層による方法
・表層発泡による方法
2)熱的特性、その他
【質疑応答 名刺交換】
