カナダの高校は、秋から冬にかけてたくさんのイベントがあります。

その中でもクリスマスパーティーは、日本では考えられないくらいに盛大です。


そして、年下の男の子にパーティーの同伴を頼まれたら、断ってはいけないというルールがあります。


そのため、年下の男の子達はgrade10以上の可愛い女子を誘うべく、秋からお願いするのが恒例となっています。


当日は、男子はタキシードやスーツを、女子はパーティードレスにピンヒールをはいて正装していました。写真を見る限り、かなり大人っぽい雰囲気です。


娘もそのために日本からTory Burchのワンピースを用意していました。


元々はとても明るい娘でしたが、最初のクリスマスは、英語が話せないコンプレックスで、当日まで女子友達と参加を迷っていました。


結局、女子友達と少しだけのぞいたあと、自分の部屋に戻って来てしまいました。


そこから日本の家族にLINE電話があり…。


私達は日帰り温泉でご飯を食べていたのですが、

娘からのビデオ通話を見ると、娘は布団をかぶって隠れるようにして電話して来ていました。


その顔を見て、とても切なくなりました。


その日は娘の気持ちに寄り添って、結局パーティーが終わるまで楽しくLINE電話でお話したのでした。


今思い出しても、あの頃が一番きつかったかな。


そしてクリスマスパーティーが終わると、冬休みとなり、日本に一時帰国したのでした。