Mozillaは現地時間20日、ウェブブラウザ「Firefox 5」のβ(ベータ)版をリリースした。β版はWindows、Max OS X、Linux向けのほか、Android(アンドロイド)版も同時リリースされており、Android Marketから入手できる。動作要件はAndroid 2.0以降。現在、Android向けFirefoxはバージョン4の正式版が一般提供中で、今回の「Firefox 5」は次期バージョンになる。Mozillaは今回、β版の前段階として、より早い時期に最新のバージョンをテストできるよう、「Aurora(オーロラ)」版も提供していた。Aurora版はβ版ほどの安定性が確保される前の段階で、上級者向けとされる。しかし、今回のβ版はAurora版よりも安定度が増し、より多くの方がテストしやすくなっている。
Firefox 5は、パフォーマンスの安定性向上、CSSアニメーションの実装などの特徴を持つ。また、Android版はモバイル端末向けウェブブラウザとしては初となる、プライバシー機能「Do Not Track」を搭載する。通常、インターネット上でのユーザーの行動はユーザーが知らぬ前(多くのウェブサイトはプライバシーポリシー規定でこの件について明記している)にアクセスログとして保管されたり、追跡・利用されているものだが、「Do Not Track」を利用すれば、このような行動追跡を拒否する意思をウェブサイト側へ伝えることが可能になる。
とはいえ、これについてはウェブブラウザ側だけの対応では実際には意味がなく、ウェブサイト、サービス側での対応も必要だ。ユーザーの行動データは、行動ターゲティング広告などでよく利用される。
それでもFirefoxがバージョン5から対応する点は、個人情報収集に拒否感のある方にとっては大きなことだろう。
Android版の主な改善点は次の通り(リリースノートより)。
- 特に 3G ネットワーク環境において、ページ読み込み速度が向上しました。
- パンニングの応答性を改善しました。
- Do Not Track ヘッダに対応しました。
- SwiftKey キーボードとの互換性を改善しました。
- Android ギャラリーへダウンロードした画像がすぐに表示されるようになりました。
- 色変換の改良によって、画像や動画が意図した通りに表示されるようになりました。
- 警告や入力のダイアログが Android 標準により近いスタイルで表示されるようになりました。
- Android メニューに 6 個を超える項目を追加できるようになりました
- 有効なインターネット接続がない状態でページを読み込もうとする際に見られたエラーを修正しました。
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