米Googleは米国時間29日、Androidのアプリ内課金サービス「In-App Billing」の正式提供を開始した。
In-App Billingの機能を組み込んだアプリでは、アプリ内で有料コンテンツを手軽に販売することが可能となる。決済システムにはGoogleのオンライン決済サービス「Google Checkout」が使われる。
これはAndroidユーザーにとってはAndroid Market上の有料アプリ購入と同じ手段になるため、慣れた手順でアプリ内コンテンツも購入できることになる。
In-App BillingはGoogleが2月2日に発表した重要な施策で、Androidアプリ市場を拡大させる大きな後押しになると期待されている。
特に現在のAndroidアプリ市場は米AppleのiPhoneと比べるとビジネス化が難しい状況にある。
有料アプリの販売は伸び悩み、記録的な大ヒット作は生まれていない。
もちろんiPhone向けアプリでもヒット作を出すのは至難の技だが、Androidの市場はようやく本格的にスタートした段階にあり、これからだ。
デベロッパーやパブリッシャーにとって、今後は有料アプリ販売による売上げのほか、アプリ内で販売するコンテンツからの収益も見込めるようになる。
収益モデルの選択肢が増えることで、Androidアプリ市場へ参入するデベロッパーも増えることが予想され、市場が活性化する可能性が高い。
インターネット上やソーシャルゲームでよくある、“基本プレイ無料”というゲームアプリも続々と登場するだろう。こういったアプリはゲーム内で提供される一部のアイテムなどのコンテンツを有料販売することをビジネスの柱としている。
また、電子書籍や有料動画のコンテンツ配信についてもこれまで以上にスマートなシステムが出てくるかもしれない。
In-App Billingを利用した売上げの配分はデベロッパー/パブリッシャー側が7割となっており、Android Market上での有料アプリ販売と同じだ。
