父がまた気がふれたように掃除を始めたらしい。
手のひらサイズの何かが転がっていたので拾い上げると、ポケットカメラではないか。
それがPENTAX auto 110
私はフォルムが大変に気に行ったのでいただくことにした。
カメラ好きは祖父の隔世遺伝かもしれない。
人から金をかりてもカメラが欲しかった人。
小さい時はよく私たちを撮ってくれた。
そんな祖父の遺品だろうと思う。
さっそくネットで調べてみると、最近カメラから離れていた私ですが
110と言う名の通り、110フィルムがほとんど少なくなってるらしくて。
うーん、困ったなあ。
しかも、父にこれもやる、と渡された箱は同じPENTAXなんだけど、中身が入っていない。
多分レンズだったんだろうと思う。
怪我をする前、私は結構頑張って結構いいイチデジを買った。
今はもう、車椅子にでも乗らないことにはそのカメラは重すぎてきれいに撮れないだろう。
あーあ。売ったところで何万になるわけでもないし、
でも全然使わないし。
あーあ。
でもこの父親の遺品は本当にちっさい。
本体しか残ってなくて、ストロボもなければ、レンズは既存のものしかない。
・・・・。撮れなくはないけど、なんだかお金がかかりそうだ。
ネットで検索するとストロボつけたりできるのでそれなりに使えそうだけど
多分現像に金がかかりそうだ。
HOLGAも10枚とって現像代千円とかかなり痛い出費をしてた。
でもこのカメラはなんか、とても可愛い。
使えたらとても楽しそう。
だから両親は私が捨てることを止めると
「あーあまた始まった」みたいなことを言ったけど
(両親はカメラバカだった祖父の事があまり好きではなかった様子)
じいちゃんの事はあんまり覚えてない。
ただなくなった時ものすごく親戚中がいろいろでもめたことしか。
そしてカメラは私の所に。
なんか、運命だなーって思う私も馬鹿だけどさ、
お金ができたらストロボも買って
素敵な写真が撮れたらいいなあと思う。