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私、思えば小さな頃から無機質が好きでした。

お人形さんよりも、ぬいぐるみよりも音楽を流してくれるカセットテープと大きなラジカセ。

テレビはドラマよりニュース。

ゴールドよりシルバー。

思春期の頃は酷かった。ダイヤルアップという今じゃよくやれたよね、というネットの世界に飛び込み、AKIRAの世界を妄想して、部屋中無機質にするために頑張ってたけど出来ないから、『私が機械に為れば物事を悩むことなんかない、0か1の数列で事足りる』と。

音楽を本格的に勉強した時は、デジタルの世界にのめり込んで私の作品は全て数列で打ち込む方法へ変わっていき、生らしさをデジタルで、という同級生と対極に居た。
異端児を気取ってた訳じゃない。デジタルはとても楽なんだ。
膨大な情報もすぐに手に入る。
そして要らない周波数はカットする事が容易いから。

そこに人間味なんて必要なかった。有るから『感情』という割りきれないものに疲れさせられると、忌々しいと、思ったんだ。

今の私の部屋も一角だけみれば、なんかデジタルだけど。

機械になることなんて無理だよって事ぐらい解ってるんだよね。だから憧れるんだよ。

だけれど私は思春期に大きな矛盾をしてた。
それが『文通』。
彼女は私より年上でダイヤルアップの頃ネットで知り合った。意気投合した。ポケベルでやりとりもしたけれどいつの間にかそれが文通になって、もう10年以上になる。
デジタルな妄想をしても、やっぱり人と繋がることの楽しさや大切さは知っていた。

ケガをしたときは手紙が書けなかったからメールだったけれど、そんなツールも使うけど、主は文通。会ったこともあるけどゆうに5年以上前。彼女は手紙から想像するより優しくて大人だった。

ケガをした。
無機物が体の中に入った。
有機物の中に無機物が入った。

私のブログのタイトルである『アンドロイド』は昔からの憧れだった。

『アンドロイドに近づけてよかったじゃん!』と励ましてくれる友人も居た。

へへへーいいだろー
なんて言ってた。

有機物の私の中にもう自力で再生されないだろうから無機物を埋めた…

埋めたんだけど、毎日異物感で一杯。

だいたいむりくり埋めたんだから異物感あって当然(笑)

彼女から来た手紙は、

『今は無理かもしれないけど、また絶対に会おうね』

と綴られている。


ピグでもさ、ピグじたいは無機質。でも動かすの人間。

だから、私は毎日、挨拶程度の会話や、濃厚な会話をしてくれる人に感謝する。
多分私は機械になることに憧れながら人とも接していたいと、矛盾を抱えて死ぬんだと思う。

間違ってるかどうかじゃなくて、あたしの思考がそうだから(笑)


眠れなさそうなのでこれからお返事書くのだ!