ロンドンパラリンピックが開催中で、メダル獲得のニュースが連日報道されています。

競泳を見ていて、ふと気がついたのですが、クラス分けが運動機能障害と視覚障害位しかないこと。
特に運動機能障害は、障害のレベルが異なっていても同じスタート台に立ち、同時にスタートする。

個人メドレーで銅メダルを獲得した日本人選手(お名前を失念)の平泳ぎは圧巻でした。
他の選手よりも重度のハンディキャップを持ちながらもごぼう抜き。

オリンピックばかり熱をいれ、特番や生中継を組み、その後チャリティーとうたいながら世界自然遺産を土足で踏みにじるなど、建前だけのお涙頂戴番組を作るくらいなら、もっと伝えるべき内容があると思う。せっかくの4年に一度のイベントなんだから。
Vine6.0以降、PPCをサポートしないそうなので、Debian squeezeに乗り換えるつもりです。
ほぼ同じやり方でDebian化もいけるかと。

後学のためと、玄箱Vine5関連はほとんど情報がないので・・・

玄箱(無印)にVine5.0をインストールする方法

かなり適当です。
しかもVine4.0の時とほぼ同じなので、先人のVine4.0の時の情報を見たほうがいいのかもしれません。
Vine5.0での成功例があった方が幸せになれると思い、ざっくりとですが手順を公開。

用意するもの
Vine PPC のインストールイメージ
u-boot化済み玄箱(u-boot化は他のサイトを参照)
適当なLinux環境(できればVineが楽)
HDD

まず、適当なLinux環境に、玄箱につなぐHDDをマウントし、
HDDのパーティションを切ります。
玄箱のデフォでもいいんですが、root領域が狭すぎるので、私は手で切りました。
また、玄箱の制限で、sda1から3までないと警告ランプがつくので、
sda1 /   以下以外
sda2 swap  128MBくらい(実メモリの2倍程度)
sda3 /share 4Gくらい (以下の玄箱セットアップ用に使っちゃおう)

sda1とsda3をマウント
念のため、Vineのインストールイメージを展開し、sda3にコピー
rpmでtargetをsda1に向けてインストールイメージ内のパッケージをインストール。
インストールするものはvine4.0とほぼ同じ。(vine4 玄箱で調べたら出てくると思う)
色々エラー出るけど、起動ができてtelnetつながれば後は何とかなる(apt-getとかが動けば)ため無視。
u-bootのカーネルとカーネルモジュールをsdaのbootにコピー
玄箱用のppc-uartdやshutdown rebootなどの設定(後からでもいいけど)
ネットワークの設定をいじって完了。

これでHDDを玄箱につなげばvineが立ち上がるので、telnetなりsshなりでログインして、
あとは煮るなり焼くなり。

うまく立ち上がらないときは、玄箱をEMモードにすれば、玄箱カーネルで起動できるので、
HDDマウントし、各種ログを確認して設定を調整。
遅いなーと思ったら、swapマウントしてなかったりします。

ここで、他の方のようにtar玉にしておけば、後々楽だったのかもしれないが、
そんなに需要はないと思ってましたので。
注意事項は、他のlinuxで起動したときは、mount pointやpathに注意することくらいですかね。
最近玄箱の調子が悪く、連続運転をさせるのも忍びない状況が続いていたので、
cronで1日1回夜間に再起動をさせているのですが、
それでも再起動が正常にされず、boot途中で止まってしまっている状態が起きています。

原因としては・・・
・基板上のコンデンサ(すいえんサーじゃないよ)の劣化
これは数年前までのPCでもよくありますが、PCの内部、基板上にはたくさんのコンデンサが搭載されてます。
最近のPCでは、よほどのことがない限り「導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ」を使ってますが、数年前までは「液体電解コンデンサ」が主流でした。
液体電解コンデンサは、円筒形の形状をしていて、てっぺんにKのような切れ込みが入っています。
劣化してくると、てっぺんが膨らんできて、液漏れを起こし、ひどい時は破裂します。
破裂のインパクトを軽減するためにKのような切れ込みを入れ、膨張時に割れることでコンデンサ自体の破裂を防ぐようになってます。
画像はここ (自分のPCの内部でこんなことが起きたらと思うと・・・)

コンデンサの寿命は温度に反比例し、温度が低ければ一般的に寿命が長くなるそうです。

うちの環境はそれほど好ましい場所ではないし、温度管理もしていないので一般的な寿命と同等かと思います。
ただ、目視ではそこまで劣化したものは見当たらなかったんですが・・・

・Bootプロセスに問題がある
玄箱は、uBoot化してあるので、Bootプロセスとしては、
FrashROMからuBootが起動
uBootが指定されたディレクトリのLinux Kernelを読み込み
Linux Kernelが通常の起動プロセスを実施
という順番です。
起動していないときは、電源ランプがゆっくりと点滅状態なので、
uBootからKernelを読み込みに行っている(はず)ですが、
起動に失敗している状態では外部からのアクセスやモニタリングができないので、
再起動後にログを確認するしかないのですが、特に記録が残ってないんですよね・・・
(見ているログがまずいのかな・・・)

まぁ、今時PPC 200MhzのCPUなので、いっそのこと新たにサーバマシンを用意して、
玄箱はファイルサーバかsftpサーバにでもしようかと。

で、新たなマシンをどうしようか・・・
現在検討中は以下の2つ
1.Mini itxケースでLinux Box
2.Mac Mini Server
どちらもかかる金額は同じくらい。
となると、運転時のコストが小さい方となるので・・・
1.Mini itxケースでLinux Box
  90W電源のケースもあるが、CPUのスペックが限られる
2.Mac Mini Server
  最大で70W程度らしい
ということで、Mac Mini Serverで構築しようと思います。
ただ、Mac OS Xの次期バージョンがもうすぐ出るらしいので、それまではおあずけかな。
ってことは、それまで玄箱に頑張ってもらわないと・・・

そういえば、メインマシンの寿命も近いのですが・・・
AMD A10が出る夏以降にしようか、A8で組んじゃおうか迷い中。
え、パフォーマンス、消費電力のバランスから言ってもCPUはIntelだろって!?
もう、そんなドッカンマシンはいらないんですよ。 
3Dグリグリのゲームやるわけじゃないし。

でも、さすがに今のスペックは正直しんどいな。
次組むとしたら・・・
CPU:A8 3820 10kちょい
M/B:F1A75-V EVO 10kちょい
MEM:積めるだけ  6~7Kくらいで
Disk:SSDがいいな 128GBで10kくらい
Video:オンボード(で十分) ちょっとしたら追加投資してCrossFireするかも
ん~40kしないのか・・・
それにOSがWindowsXP 64bitしかないな・・・まぁいいか。ドライバ対応してるかな・・・
Linuxとデュアルブートにしたい。