シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その406〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今回は、ホツマツタヱ8アヤの解説、そのPart4をやります。

まだ、前回解説してから、半年しかたっていないので、特に収穫は無いだろうとおもいながら、精査すると、伊予の水軍につながる拠点が西条市にあったことがわかったので、また一歩前進しました。

では、本文へ。

●一行訳7

8-32 またハたれ いよのやまより マタハタレ イヨノヤマヨリ 【マタ、又・ハ〔衣〕タレ、垂、またハタレ御上は】、【イ、伊・ヨ、予・ノ・ヤマ、山・ヨリ、自、伊予の山(現愛媛県石鎚山)から】、
8-32 きしゐくに わたりせむるお キシヰクニ ワタリセムルオ 【キ、紀・シ、其・ヰ、居・クニ、国、(船で)キシヰの国に】、【ワタ、渡・リ(分詞)・セ、攻・ム(使役)・ル(分詞)・オ、渡り、攻めてきたのを】、
8-33 とつみやの つけにもろアい トツミヤノ ツケニモロアイ 【ト、弟・ツ・ミヤ、宮・ノ、弟宮(ツキヨミ)の】、【ツケ、告・ニ・モロ、諸・アイ、会、告げを受けて諸守が集い】、
8-33 かみはかり かねてかなての カミハカリ カネテカナテノ 【カミ、守・ハカ、諮・リ(分詞)、諸侯会議をしました】。【カネ、兼・テ・カナ、金・テ、手・ノ、これまで。武力解決を】、
8-33 みことのり たけみかつちに ミコトノリ タケミカツチニ 【ミ(寧)コト、事・ノリ、則、決めていたが、(傭兵が多く、平定後の労働力不足を懸念し)】、【タケ、高・ミカ、甕・ツチ、鎚・ニ、タケミカツチに】、
8-33 フとまかり たまえハいそぎ フトマカリ タマエハイソギ 【フ、文・ト・マカリ、曲、(懐柔用の)宣伝ビラと糫餅を】、【タマ、給・エ(分詞)・ハ(結果)・イソ、急、ギ(態)、給わり・すぐに】、
8-34 かなてんと たかのにいたる カナテント タカノニイタル 【カナ、奏・テ(分詞)・ン(意思)・ト、(現場に)戦術を伝えようと】、【タカ、高・ノ、野・ニ・イタ、至・ル(完了)、高野山付近に至りました】。
8-34 ゐつなみち ヨロのけものに ヰツナミチ ヨロノケモノニ 【ヰ、猪・ツ・ナ、名・ミチ、道、猪の一門のハタレ御上は】、【ヨ〔百〕ロ〔万〕・ノ・ケ、毛・モノ、獣・ニ、雑多な獣の皮をかぶって】、
8-34 ばけかゝる みかつちゆけハ バケカカル ミカツチユケバ 【バ、化・ケ(分詞)カカ、掛・ル(分詞)、(獣のように)襲いかかります】。【ミカ、甕・ツチ、鎚・ユ、行・ケ(分詞)・バ(結果)・ミカツチが行くと】、
8-34 ハたれかみ すゝみていわく ハタレカミ ススミテイワク 【ハ〔衣〕タレ、垂・カミ、上、ハタレ御上が】、【スス、進・ミ(態)テ(不完)・イワ、言・ク(結果)、進み出て言います】。
8-35 さきフたり われにかえせよ サキフタリ ワレニカエセヨ 【サキ、前・フ〔二〕タ(類)・リ、人、さきに捕らえた二人を】【ワレ、我・ニ・カエ、返・セ(指示)・ヨ(意思)、こちらに返せ】、
8-35 かえさすハ かみもとらんそ カエサスハ カミモトランソ 【カエ、返・サ(使役)、ス(否定)・ハ(仮定)、返さないなら】、【カミ、上・モ(例)・ト、採・ラ(推量)・ン(意思)・ソ(否定)、御上(ツキヨミ)も承知しない・ぞ】。
8-35 みかつちが わらひていわく ミカツチガ ワラヒテイワク 【ミカ、甕・ツチ、鎚・ガ、ミカツチが】、【ワラ、嗤・ヒ(分詞)、テ(態)イワ、言・ク(結果)、嘲嗤って言います】、
8-35 わがちから よロにすくれて ワガチカラ ヨロニスクレテ 【ワ、我・ガ・チカラ、力、私の力は】、【ヨ、寄・ロ〔百〕・ニ・スク、優・レ(分詞)・テ(態)、並居る万人に勝っ・て】、
8-36 いかつちも なんちもひしぐ イカツチモ ナンチモヒシグ 【イカツチ、雷・モ(例)、イカツチ衆も(向けたのだ)】、【ナンチ、汝・モ(例)・ヒシグ、汝も押しつぶしてしまうぞ】、
8-36 なわうけよ ハたれいかりて ナワウケヨ ハタレイカリテ 【ナワ、縄・ウ、受・ケ(自発)ヨ(指示)、(神妙にして)縄を受けなさい】。【ハ〔衣〕タレ、垂・イカ、怒・リ(分詞)・テ(仮属詞)、ハタレ御上は怒って】、
8-36 たゝかえハ みかたのなくる タタカエハ ミカタノナクル 【タタカ、戦・エ(分詞)・ハ(逆接)、戦いましたが】、【ミ、味・カタ、方・ノ・ナ、投・ク(分詞)・ル(不完)、味方の投げた】、
8-36 フとまかり むれむさほりて フトマカリ ムレムサホリテ 【フ、文・ト・マカ、曲・リ(分詞)、(プロパガンダのビラ)と糫餅に】、【ム、群・レ(分詞)・ムサホ、貪・リ(分詞)テ、群れて貪り(食べたので)】、
8-37 はたれまお うちおいつめて ハタレマオ ウチオイツメテ 【ハ、破・タレ、綻・マ、間・オ、ハタレの傭兵達を】、【ウ、討・チ(分詞)・オ、追・イ(分詞)・ツ、詰・メ(分詞)・テ、討伐して追い詰め】、
8-37 みなくゝり ついにいつなも ミナククリ ツイニイツナモ 【ミ(寧)ナ、名・クク、括・リ(分詞)、家毎にわけて】、【ツイ、終・ニ・イ(継)・ツ・ナ、名・モ(例)、ついに残る一門も】、
8-37 わらひなハ モゝヒとつれに ワラヒナハ モモヒトツレニ 【ワラヒ、蕨・ナ、名・ハ(仮属詞)、蕨の一族の(軍門に下りました)】。【モ〔百〕モ、々・ヒ〔一〕・ト(類)・ツ、連・レ(分詞)・ニ、百人づつを一団として】、
8-37 ゆいすへて コゝ※チコモゝ※の ユイスヘテ ココチコモモノ 【ユ、結・イ(分詞)・ス、統・ヘ(分詞)・テ(態)、蕨族と縁結びして】、【コ〔九〕コ、々、チ〔千〕・コ〔九〕モ〔百〕・モ・ノ、九千もいるように見える九百人の兵を】、
8-38 つきしばり ひよどりぐさの ツキシバリ ヒヨドリグサノ 【ツキ、付・シバ、縛・リ(分詞)、強く指導し】、【ヒヨ、鵯・ドリ、鳥・グサ、草・ノ、ヒヨドリグサの】、
8-38 ことくなり みつからやまに コトクナリ ミツカラヤマニ 【コト、如・ク(態)ナリ、也、ような(家族構成)にしました】。【ミ、身・ツ・カラ、自・ヤマ、山・ニ、自ら(石鎚の)山に】、
8-38 ひきのほる みなくひしまり ヒキノホル ミナクヒシマリ 【ヒ、退・キ(分詞)・ノホ、登・ル(完了)、退いて登りました】。【ミナ、皆・ク、喰・ヒ(分詞)・シマ、締・リ(完了)、(それまでに)皆、食糧が無くて】、


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●連続訳7
またハタレ御上は、伊予の山(現愛媛県石鎚山)から、船でキシヰの国に、渡り、攻めてきたのを、弟宮(ツキヨミ)の、告げを受けて諸守が集い、諸侯会議をしました。
これまで。武力解決を、決めていたのが、傭兵が多く、平定後の労働力不足を懸念し、タケミカツチに、懐柔用の宣伝ビラと糫餅を、給わり、すぐに、現場に戦術を伝えようと、高野山付近に至りました。
猪の一門のハタレ御上は、雑多な獣の皮をかぶって、獣のように襲いかかります。
ミカツチが行くと、ハタレ御上が、進み出て言います。
さきに捕らえた二人を、こちらに返せ、返さないなら、、御上(ツキヨミ)も承知しないぞ。
ミカツチが、嘲嗤って言います、私の力は、並居る万人に勝って、イカツチ衆も向けたのだ、汝も押しつぶしてしまうぞ、神妙にして縄を受けなさい。
ハタレ御上は怒って、戦いましたが、味方の投げた、プロパガンダのビラと糫餅に、群れて貪り食べたので、ハタレの傭兵達を、討伐して追い詰め、家毎にわけて、ついに残る一門も、蕨の一族の軍門に下りました。
百人づつを一団として、蕨族と縁結びして、九千もいるように見える九百人の兵を、強く指導し、ヒヨドリグサの、ような家族構成にしました。
自発的に石鎚の山に、退いて登りました。

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●解説7
このイツナ衆というのは山住みの石鎚衆のうち、山岳部に住む狩猟集団と考えられます。
山岳部の根城は標高1,982mの石鎚山全体で、いわゆる、教派神道に類する旧教ですが、明治政府の解釈による国家神道以外の旧教と見られているので、その定義は多くの誤謬を含んでいます。
系図からいうと、石鎚毘古命はツキヨミと、そのの子を指しますが、社伝の方は良くわからなくなっています。

この他の石鎚衆は、平野部に住む一族がいて、水田稲作を営み、現在の石鎚神社(口之宮)を根城にしていました。



石鎚神社(いしづちじんじゃ)
口之宮
愛媛県西条市西田甲797番地
33.889806,133.155500

祭神
石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)

利用河川 前神寺谷川(まえがみじだにがわ)
標高 42m

霊峰石鎚山1,982mは、西日本最高峰であり、現在も修験道の対象となっています。


これは石槌山天狗岳。

糫餅(まがりもち)ってこんなもの


紀伊国屋のツイストドーナツみたいなもんかね。
あれ、砂糖がついてるせいで、日にちがたつと、水分を取られて、覿面(てきめん)不味くなるんだよね。

「ヒヨドリグサノ コトクナリ」ですが、ずっと前にこのシーンを想像した図を貼っていたのですが、面白いので再掲します。



タケミカツチは横柄な態度を取っているようにみえますが、平定後には弟宮(ツキヨミ)を畏怖する態度になっています。
政治的には、それゆえ、クスヒに調査をまかせているのです。

●一行訳8

8-38 ひきのほる みなくひしまり ヒキノホル ミナクヒシマリ 【ヒ、退・キ(分詞)・ノホ、登・ル、退いて登りました】。【ミナ、皆・ク、喰・ヒ(分詞)・シマ、締・リ(完了)、(それまでに)皆、食糧が無くて】、
8-38 まかるもの やまにうつみて マカルモノ ヤマニウツミテ 【マカ、罷・ル(分詞)・モノ、者、死んだ者は】、【ヤマ、山・ニ・ウツ、埋・ミ(分詞)・テ(結果)、山に埋めて】、
8-39 いきのこる モゝ※さゝやまに イキノコル モモササヤマニ 【イキ、生・ノコ、残・ル(分詞)、生き残った】、【モ〔百〕モ、全・ササ、篠・ヤマ、山・ニ、全員をササヤマに】、
8-39 つゝがなす かなてからせる ツツガナス カナテカラセル 【ツ、罪・ツ・ガ、咎・ナ、為・ス(完了)、囚えて置きました】。【カ、夏・ナ、名・テ、手・カラ、枯・セ(使役)ル(分詞)、武力(の行使)から犯した】、
8-39 アやまちと もにつゝしむお アヤマチト モニツツシムオ 【ア〔敬〕ヤマ、過・チ(分詞)・ト(仮属詞)、(ハタレ御上に対する)非礼として】、【モ、喪・ニ・ツツシ、慎・ム(分詞)オ(仮属詞)、(タケミカツチが)喪に慎んでいたので】、
8-39 きこしめし みこのくすヒに キコシメシ ミコノクスヒニ 【キ、聞・コ(分詞)シ(使役)・メ、召・シ(分詞)、(キミ、ここではアマテルが)これを聞かれて】、【ミ(寧)コ、子・ノ・ク、国・ス、栖・ヒ〔日〕・ニ、御子のクスヒに】、
8-40 とわしむる とみアやまちて トワシムル トミアヤマチテ 【ト、問・ワ(分詞)・シ(使役)ム(分詞)ル(不完)、問わせました】。【トミ、臣・ア〔敬〕ヤマチ、過・テ(仮属詞)、臣(タケミカツチ)の過ちで】、
8-40 よロものま ひきからしけり ヨロモノマ ヒキカラシケリ 【ヨ、寄・ロ〔百〕モノ、兵・マ、間・大勢の傭兵を】、【ヒ、引・キ(分詞)・カラ、枯・シ(分詞)ケリ(推量)、死なせてしまいました】。
8-40 またくすヒ それハヒとかや マタクスヒ ソレハヒトカヤ 【マタ、又・ク、国・ス、栖・ヒ〔日〕、またクスヒが(訊きます)】、【ソレ、其・ハ(属詞)・ヒ〔人〕ト・カ(反語)、ヤ(疑問)、それは貴人ですかと】?
8-40 ことくなり かえことアれハ コトクナリ カエコトアレハ 【コト、異・ク(態)・ナリ、也、異なる・ようです】。【カエ、返・コト、言・アレ、在・ハ(仮属詞)、(クスヒがアマテルに)報告したので】、
8-41 をヲんかみ つゝやにいたり ヲヲンカミ ツツヤニイタリ 【ヲ〔敬〕ヲ〔尊〕ン、御・カミ、上、ヲヲンカミ(アマテル)は】、【ツ、罪・ツ・ヤ、屋・ニ・イタ、至・リ(不完)、(見聞のため)牢屋に行き】、
8-41 みたまへハ かたちハまさる ミタマヘハ カタチハマサル 【ミ、見・タマ、給・ヘ(婉曲)・ハ(仮属詞)、直接見ると】、【カタチ、形・ハ(仮属詞)・マ、間・サ、去・ル(分詞)、その姿は逃散者ですが】、
8-41 かほハいぬ そのもときけバ カホハイヌ ソノモトキケバ 【カホ、顔・ハ(属詞)イヌ、犬、顔は従順です】。【ソ、其・ノ・モト、基・キ、聞・ケ(分詞)バ(順接)、身の上を訊くと】、
8-41 むかしはゝ まさるにとつき ムカシハハ マサルニトツキ 【ムカシ、昔・ハハ、母、昔・母が】、【マ、間・サ、去・ル(分詞)・ニ・ト、門・ツ、継・キ(完了)、逃散者に嫁いで】、
8-42 よゝおへて みなさることく ヨヨオヘテ ミナサルコトク 【ヨ、代・ヨ、々・オ・ヘ、経・テ、私の代では】、【ミナ、皆・サ、然・ル(分詞)コト、如・ク(態)、皆・このように(無籍者になりました)】。
8-42 みことのり たまかえしせハ ミコトノリ タマカエシセハ 【ミ(寧)コト、言・ノリ、宣、(アマテルは)言われます】。【タマ、霊・カエ、還・シ(分詞)セ、為・ハ(仮属詞)(タマをアメに還す儀式)をすれば】、
8-42 ヒとならん さきにまかるも ヒトナラン サキニマカルモ 【ヒ〔人〕ト・ナ、成・ラ(分詞)ン(推量)、貴人になることができます】。【サキ、前・ニ・マカ、罷・ル(分詞)モ(例)、すでに死んだ者も】、
8-42 ヲおときて ヒとにうまるぞ ヲオトキテ ヒトニウマルゾ 【ヲ〔緒〕・オ・ト、解・キ(分詞)・テ、(霊の)緒を解けば】、【ヒ〔人〕ト、仁・ニ・ウ、生・マ(分詞)・ル(可能)・ゾ(推量)、(また)貴人として生まれ替われるでしょう】
8-43 ときにもゝ ねかわくハかみ トキニモモ ネカワクハカミ 【トキ、時・ニ・モモ、全、その時全員】、【ネカ、願・ワ(分詞)・ク(態)・ハ(属詞)・カミ、上、お願いです、御上の】、
8-43 ヒとになし たまわれとみな ヒトニナシ タマワレトミナ 【ヒ〔人〕ト、仁・ニ・ナ、成・シ(分詞)、(下で)貴人にして】、【タマ、給・ワ(分詞)・レ(受動)・ト(態)・ミナ、皆、ください、お願いですと皆】、
8-43 まかれけり ここすとのみち マカレケリ ココストノミチ 【マ、捲・カ(分詞)レ(受動)・ケリ(完了)、(御上に)従いました】。【コ、子・コ、々・ス、為・ト、人・ノ・ミチ、道、(これを)無縁の者を自分の子とする人・ の道と呼びます】。
8-43 をヲんかみ つはものぬしと ヲヲンカミ ツハモノヌシト 【ヲ〔敬〕ヲ〔尊〕ン、御・カミ、上、アマテルは】、【ツハ、強・モノ、兵・ヌシ、主・ト、強将軍(ここではオモイカネ)と】、
8-44 フつぬしと たけみかつちに フツヌシト タケミカツチニ 【フ〔文〕・ツ・ヌシ、主・ト、見聞官・と】、【タケ、高・ミカ、甕・ツチ、鎚・ニ、タケミカツチに】、
8-44 たまかえし さるさるさわに タマカエシ サルサルサワニ 【タマ、霊・カエ、還・シ(分詞)、霊還し(の儀式をするように命じました)】。【サ、去・ル・サ、去・ル・サワ、沢・ニ、(これは)間去るを去る沢で】、
8-44 おこるみちかな オコルミチカナ 【オ、興・コ(分詞)・ル(完了)・ミチ、道・カナ、哉、興った事跡です】。


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●連続訳8
それまでに皆、食糧が無くて、死んだ者は、山に埋めて、生き残った、全員をササヤマに、囚えて置きました。
武力(の行使)から犯した、ハタレ御上に対する非礼として、タケミカツチが喪に慎んでいたので、キミ、ここではアマテルが、これを聞かれて、御子のクスヒに、問わせました。
臣(タケミカツチ)の過ちで、大勢の傭兵を、死なせてしまいました。
またクスヒが訊きます、それは貴人ですかと?
異なるようです。
クスヒがアマテルに報告したので、ヲヲンカミ(アマテル)は、見聞のため牢屋に行き、直接見ると、その姿は逃散者ですが、顔は従順です。
身の上を訊くと、昔母が、逃散者に嫁いで、私の代では、皆・このように無籍者になりました。
アマテルは言われます。
仕える君をアメに還す儀式をすれば、貴人になることができます。
すでに死んだ者も、霊の緒を解けば、また貴人として生まれ替われるでしょう。
その時全員、お願いです、御上の、下で貴人にしてください、お願いですと、皆、御上に従いました。
これを、無縁の者を自分の子とする人 の道と呼びます。
アマテルは、強将軍(ここではオモイカネ)と、見聞官と、タケミカツチに、霊還しの儀式をするように命じました。
これは。間去るを去る沢で、興った事跡です】。

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●解説8

そして、実際の対処はといえば、

このように、物部氏を強化しただけだったのです。

毎日、暑くてやだ。
次回はまた、神谷宗幣といときょう両氏によるビデオの解説をやります。


さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
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