シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その287〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今回はホツマツタヱ24アヤの解説、Part6をやります。

王妃が讒言によりひどい目に会う話は世界中にありますが、我らがアメ族も、同様にこの問題を扱っています。
問題といえば、これは創作話ではない、ということなのです。


これは、意識していない人も多いのですが、私は使い分けるようにしています。
跡取り息子などを「ひとつぶ胤」などと表記することもあり、家族制度と密接な関係があります。
児相(じそう、児童相談所)などのように、意識して、家族制度の破壊を目論む団体もあり、民主主義の暗部ともいえる考え方では、おためごかしを言って、児童の権利をふみにじり、法をゆがめて悪用している役人も多いのですが、この先も、暴挙は止まないと思われます。
児相が制限しようとしているのは、児童の基本的人権ばかりでなく、親権者の財産権でもあるのです。

日本国憲法が保証しているのは、生存権ですが、日本政府はコロナ詐欺に加担して(あるいは主催しているのかもしれません)、これまでの、悪の権化、自民党でさえ家族制度は維持しようとしていたのですが、現在では全てを反故(ほご)にしようとしているのです。
これまで、老人は家族によって生存を維持されてきたのですが、「老人の福祉は政府にまかせなさい」と言葉を飾り、国民を無為に死に至らしめ、病院等の公共機関が「看取ってやるゾ」といって騙してきました。

WHOと結託して(あるいは主導して・・・かな?)病原性でないウイルスを、恐ろしい伝染性を持った恐怖の存在に祭り上げ、多数の死者をだすばかりか、もしワクチンで死んだら4000万やるから、心配せずに接種しろ!と偽って、一家の大黒柱を死に至らしめ、あるいは生産性の無い不具者に貶めてきました。
これはまぎれもなく、家族制度を破壊したいがための暴挙なのです。

もちろん、この24アヤに出てくるようなキミの「ふたごころ」によって引き起こされた事件もありますが、現代の世界で行われていることは、明日の地球人類の為などでは無いことは明白です。

5Gの基地局の暴挙も無視することはできません。
霞が関の中枢にすれば、「俺達にゃ、このLEUDOCって云う怪力装置があるんで、いざとなりゃ、100メガトンのミサイルだって無効化してみせるぜぃ」ってとこかもしれません、「5Gのテクノロジというのは空間電力送電なので、全国の基地局が束になって好きなところに電力を送れるんあだからぁ!」と吠えてるのですね。
戦闘機のエンジン、ミスファイアさせるくらい容易いもんですね。
そりゃ、ある意味最強ですよ、政府にさからうやつらぁ、電子レンジと同じで焼き鳥にしてやらぁ!っていうわけですから。
でも、サルマタミサイルが高度500kmで炸裂したら、全ての基地局はブラックアウトしてしまうのです。
私も、かなり絶望していました。
でも、genkimaru1さんに「自分にできることをやりなさい」と諭されて、元気が出てきました。

私にできること、そう、本文の解説にしましょう。


●一行訳11

24-56 つましかる かくあらんとて ツマシカル カクアラントテ 【ツマ、妻・シカル、叱、妻を叱った】。【カク、斯・ア、在・ラン(予想)ト・テ、こうなるだろうと思ったので】、
24-56 いたさぬお いそぎかえれと イタサヌオ イソギカエレト 【イ(継)タサ、出・ヌ(否定)オ、(イワナガを御前に)出さなかったのだ】、【イソギ、急・カエ、帰・レ(命令)・ト、さっさと帰れ、と】、
24-56 おひやれバ はゝあねうらみ オヒヤレバ ハハアネウラミ 【オヒ、追・ヤ、遣・レ(結果)バ、追いやったので】、【ハハ、母・アネ、姉・ウラ、恨・ミ(理由)、母と姉は恨み】、
24-56 しもめして いもとおとさん シモメシテ イモトオトサン 【シモ、下・メ、女・シ(使役)・テ、下女を使って】、【イモ、妹・ト、人・オトサ、貶・ン(意思)、妹を貶そうとした】。
24-57 あだまくら ついにいつわり アダマクラ ツイニイツワリ 【アダ、徒・マクラ、枕、不貞と】。【ツイ、終・ニイツワリ、(そして)、とうとう偽りが】、
24-57 しろこやで きみにきこゆる シロコヤデ キミニキコユル 【シロ、白・コ、子・ヤ、屋・デ、白子の宿で】、【キミ、君・ニ・キコユ、聞・ル(完了)、キミの耳に入りました】。
24-57 うたがひに たびやおよハに ウタガヒニ タビヤオヨハニ 【ウタガヒ、疑・ニ、(ニニキネは)疑いから】、【タビ、旅・ヤ、屋・オ・ヨ、夜・ハ、半・ニ、旅の宿を夜半に】、
24-57 たちいでゝ いせにかえます タチイデテ イセニカエマス 【タチ、発・イ(継)デ、出・テ、発ち】、【イ、伊・セ、勢・ニ・カエ、帰・マス、坐、伊勢に帰ってしまいました】。
24-58 ヒめヒとり ねさめてゆけバ ヒメヒトリ ネサメテユケバ 【ヒ〔人〕メ、姫・ヒ〔一〕ト(類)リ、人、姫は、一人】、【目覚めて後を追っていきますが】、
24-58 まつさかに せきとめられて マツサカニ セキトメラレテ 【マツ、松・サカ、坂・ニ、松坂の関で止められたので】
24-58 しろこやに かえりちかつて シロコヤニ カエリチカツテ 【シロ、白・コ、子・ヤ、屋・ニ、シロコヤに】、【カエリ、帰・チカ、誓・ツ・テ、戻り・誓いをたて】、
24-58 ねたまれの わがはぢすゝげ ネタマレノ ワガハヂススゲ 【ネタマ、妬・レ(受身)・ノ、妬まれた】、【ワ、我・ガ、ハヂ、恥・スス、、濯・ゲ(客観意思)、私の恥をすすぐのです】。
24-59 このさくら むかしひをゝぢ コノサクラ ムカシヒヲヲヂ 【コ、此・ノ・サクラ、桜、この桜は】、【ムカシ、昔、ヒ、曽・ヲ〔敬〕ヲ(連)、祖・ヂ、父、(アシツの)曽祖父である】、
24-59 さくらうし このはなさゝく サクラウシ コノハナササク 【サクラ、桜・ウシ、大、桜の御大尽が】、【コ、木・ノ・ハナ、花、ササク、捧、(伊勢の宮に)捧げたものです】。
24-59 をヲんかみ おうちにうえて ヲヲンカミ オウチニウエテ 【ヲ〔敬〕ヲ〔尊〕ン・カミ、神、(アマテルの神官)は】、【オ(寧)・ウチ、内・ニ・ウエ、植・テ(内裏、ここでは伊勢のプロパティ、白子屋)に植えて】、
24-59 いせのみち なるはなるゝお イセノミチ ナルハナルルオ 【イ、伊・セ、勢・ノミチ、妹背の道の】、【ナ、成・ル(予想)・ハナル、離・ル(予想)・オ、添い遂げる・別れるを】、
24-60 はかります さくらいあらバ ハカリマス サクライアラバ 【ハカリ、諮・マス、坐、吟味するのです】。【サクラ、桜・イ、意・アラ、在・バ(仮定)、桜よ意思が有るなら】、
24-60 わがはらみ あだゝねならバ ワガハラミ アダタネナラバ 【ワ、我・ガ・ハラミ、孕、私の孕みが】、【アダ、徒・タネ、胤・ナラ、成・バ(仮定)、徒胤(世継でない無為の子)になるならば】、
24-60 はなしほめ まさたねならバ ハナシホメ マサタネナラバ 【ハナ、花・シホ、萎・メ(命令)、花はしぼんでしまいなさい】、【マサ、正・タネ、胤・ナラ、成・バ(仮定)、世継子に成るならば】、
24-60 うむときに さけとちかひて ウムトキニ サケトチカヒテ 【ウム、産・トキ、時・ニ、産むときに】、【咲いて、私に自信を与えなさいと誓って】、
24-61 こゝにうゑ さとにかえます ココニウヱ サトニカエマス 【コ、此・コ、処・ニ・ウヱ、植、ここに植え】、【サト、郷・ニ・カエ、帰・マス、坐、郷里に帰りました】。


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●連続訳11
こうなるだろうと思ったので、イワナガを御前に出さなかったのだ、さっさと帰れと、追いやったので、母と姉は恨み、下女を使って、妹を貶そうとした。
不貞だと。
そしてとうとう偽りが、白子の宿で、キミの耳に入りました。
ニニキネは疑いから、旅の宿を夜半に、発ち、伊勢に帰ってしまいました。
姫は、一人、目覚めて後を追っていきますが、松坂の関で止められたのでシロコヤに戻り、誓いをたて、妬まれた私の恥をすすぐのです。
この桜は、アシツの曽祖父である、桜の御大尽が、伊勢の宮に捧げたものです。
アマテルの神官は、内裏、ここでは伊勢のプロパティである白子屋に植えて、妹背の道の、添い遂げる、別れるを、吟味するのです。
桜よ意思が有るなら、私の孕みが、徒胤(世継でない無為の子)になるならば、花はしぼんでしまいなさい、世継子に成るならば、産むときに、私に自信を与えなさいと誓って、ここに植え、郷里に帰りました。

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●解説11



ここ、ヰツサキノカリヤは、前回紹介した狩野川のほとりにある現守山神宮ですが、狩野川をすこし下ったところが大場川との分岐点になります。


ここから右上に遡行して行くと、三島の中心部に出ます。
ただし、これは船で行ける、というだけのことです。
狩野川の河口から三嶋大社までのルートは30kmもあり、効率的ではありません。
狩野川河口から3.5kmほどのぼったところに日枝神社がありますので、この辺を船溜まりにして上陸すると便利そうです。

これは三嶋大社、オオヤマスミの本拠地です。
ここだと、さきほどの日枝神社から陸路でちょうど5kmといったところでしょうか。

話を本筋に戻しましょう。
アシツヒメは目覚めて、一人置き去られたことを知り、後を追いますが松坂の関を越せずに白子屋にもどって桜に祈願します。

これは呪術的ですね。
占っているのではありません。
この桜は四季咲き、あるいは時知らずでしょうか、一年中咲いているのです。
桜は春に一斉に咲くもの、真冬に見頃になる冬桜、寒桜など、いろいろなものがあるようです。
それゆえ、生まれた子が受け入れられない状態を避けたい、ということなのですね。
ちゃんと言うことを聞かないなら枯れてしまえ!と脅しているのです。
後半は願望と自己暗示でしょうか、桜が咲き続けるなら自分も自信がもてる、逆境でも切り開いていける、という覚悟でもあるのです。


●一行訳12

24-61 そふみちて みなつきはつヒ ソフミチテ ミナツキハツヒ 【ソ、十・フ、二・ミチ、満・テ、月満ちて】、【ミ、水・ナ、無・ツキ、月・ハツ、初・ヒ〔日〕、水無月朔日に】、
24-61 ミつこうむ そのゑなのあや ミツコウム ソノヱナノアヤ 【ミ〔三〕ツ(類)コ、子・ウム、産、三つ子を産みました】。【ソ、其・ノ・ヱ、胞・ナ、衣・ノ・アヤ、彩、その胞衣の模様が】、
24-61 むめさくら うはなとかわり ムメサクラ ウハナトカワリ 【ムメ、梅・サクラ、桜、(三人それそれ)が、梅、桜】、【ウ、卯・ハナ、花・ト・カワリ、代、卯の花になっていたので】、
24-62 あやしめハ きみにつぐれど アヤシメハ キミニツグレド 【アヤ、怪・シ(使役)・メ(理由)・ハ、不思議に思い】、【キミ、君・ニ・ツグレ、告・ド、君に告げましたが、
24-62 かえなくて ヒめハすそノに カエナクテ ヒメハスソノニ 【カエ、返・ナク、無・テ、返事が無いので】、【ヒ〔人〕メ、姫・ハ・スソ、裾・ノ〔野〕・ニ、姫は(サカオリミヤ付近の)裾野に】、
24-62 うつむろし めくりにしはの ウツムロシ メクリニシハノ 【ウツ、空・ムロ、室・シ、為、小屋を作らせ】、【メクリ、周・ニ・シハ、柴・ノ、周りに柴で】、
24-62 かきなして はゝこちかひて カキナシテ ハハコチカヒテ 【カキ、垣・ナシ、成・テ、垣を作り】、【ハハ、母・コ、子・チカヒ、誓・テ、母子は誓って】、
24-63 なかにあり あだたねならバ ナカニアリ アダタネナラバ 【ナカ、中・ニ・アリ、在、中に居て】、【アダ、徒・タネ、胤・ナラ、成・バ、徒胤になるなら】、
24-63 ほろびんと ヒおつけやけバ ホロビント ヒオツケヤケバ 【ホロビ、滅・ン(意思)ト、滅びるのだ、と】、【ヒ〔火〕・オ・ツケ、着・ヤケ、焼・バ(結果)、火を付けて焼けば】、
24-63 あつがりて はひいでんとす アツガリテ ハヒイデントス 【アツ、熱・ガリ・テ、(皇子は)熱がって】、【ハヒ、這・イ(継)デ、出・ン(意思)・ト・ス、為、這い出そうとしました】。
24-63 みねのたつ みづはきかけて ミネノタツ ミヅハキカケテ 【ミネ、峰・ノ・タツ、龍、(「火の見」のタツタの神のヤマサ守)が】、【ミヅ、水・ハキ、吐・カケ、掛・テ、水を掛けて】、
24-64 ヒとりづゝ みちびきみこお ヒトリヅツ ミチビキミコオ 【ヒ〔一〕ト(類)リ、人・ヅツ、一人ずつ】、【ミチ、道・ビキ、引・ミ(寧)コ、子・オ、誘導して御子を】、
24-64 はひいたす もろとおどろき ハヒイタス モロトオトロキ 【ハヒ、這・イ(継)タ、出・ス(使役)、這い出させました】。【モロ・ト・オドロキ、諸人が気づいて】、
24-64 ヒおけして ヒめひきいたし ヒオケシテ ヒメヒキイタシ 【ヒ〔火〕・オ・ケシ、消・テ、火を消して】、【ヒ〔人〕メ、姫・ヒキ、引・イ(継)タシ、出、姫を引き出し】、
24-64 みこしもて みやにおくりて ミコシモテ ミヤニオクリテ 【ミ(寧)コシ、輿・モテ、以、御輿に乗せて】、【ミヤ、宮・ニ・オクリ、送・テ、宮に送って】
24-65 いせにつぐ しろこのさくら イセニツグ シロコノサクラ 【イ、伊・セ、勢・ニ・ツグ、告、(顛末を)伊勢に告げました】。【シロコノサクラ、シロコの桜は】、
24-65 うまれヒに さきてたえねバ ウマレヒニ サキテタエネバ 【ウマ、生・レ・ヒ〔日〕ニ(皇子の)生まれた日から】、【サキ、咲・テ・タエ、絶・ネ(否定)バ、ずっと咲き続けていましたので】、
24-65 アめみまこ かもふねはやく アメミマコ カモフネハヤク 【ア〔天〕メ・ミ(寧)・マコ、孫、ニニキネは】、【カモ、鴨・フネ、船・ハヤク、速、鴨船を速く】、
24-65 とはさせて おきつにつけバ トハサセテ オキツニツケバ 【トハサ、飛・セ(使役)・テ、急がせて】、【オキ、興・ツ、津・ニ・ツケ、着・バ(結果)、興津に着いたので】、
24-66 きぢとびて さかおりにつく キヂトビテ サカオリニツク 【キヂ、雉・トビテ、飛・テ、使いを送って】、【サカ、坂・オリ、降・に告げさせました】。


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●連続訳12
月満ちて、水無月朔日に、三つ子を産みました。
その胞衣の模様が、三人それそれが、梅、桜、卯の花になっていたので、不思議に思い、君に告げましたが、返事が無いので、姫は(サカオリミヤ付近の)裾野に、小屋を作らせ、周りに柴で、垣を作り、母子は誓って、中に居て、徒胤になるなら、滅びるのだ、と、火を付けて焼けば、皇子は熱がって、這い出そうとしました。
「火の見」のタツタの神のヤマサ守が、水を掛けて、一人ずつ、誘導して御子を、這い出させました。
諸人が気づいて、火を消して、姫を引き出し、御輿に乗せて、宮に送って、顛末を伊勢に告げました。
シロコの桜は、皇子の生まれた日から、ずっと咲き続けていましたので、ニニキネは、鴨船を速く、急がせて、興津に着いたので、使いを送って、サカオリに告げさせました。

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●解説12

12ヶ月を数詞で綴らないのは、単語が熟しているからでしょう。
アシツヒメは、キミが冷淡なのに対して、かなりの怒りを覚えているようです。
サカオリノミヤ付近の裾野というのはどこなのでしょうか。
皇子たちが這い出そうとしていることから、この事件は三つ子が、生後8ヶ月頃だったと考えられます。
ここで、またサカオリの暗示がありますが、どうやら、富士の裾野にかぎらず、広い斜面の下にあるミヤは「サカオリ」であるのかもしれません。
ミネノタツはヤマサ守(家間小守)に違いないのですが、このシーンはハタレの乱のとき、同様、ポンプ(竜吐水)だと思われます。
江戸時代のものは、南蛮渡来だと思われますが、この時代ではどうだったのでしょうか。
下ごしらえ無しにインシデントを演出するのは危険すぎますので、これはオオヤマスミの管理下で行われた演出だった可能性は高いですね。





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