初のインドネシア映画。


というか、なかなか東南アジアの映画は入って来ないんだよね。

っていう、物珍しさで、「え? インドネシア映画? とりあえず見とこう」などと、ほとんど内容を吟味せず見に行ってしまった『ザ・レイド』。


いやぁすごかった。

何がすごいかってのっけから最後まで全部アクション。

ドラマなし。

100分中85分が戦闘シーン。

ってオープニングとエンディング除いたら、全部じゃん!


チラシです
ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
世界の映画祭で話題沸騰!!!! って書いてある(ビックリマーク 多いな!)


ほんとは、インドネシアのジャカルタの風景なんかを楽しもうと思ったんだけどね。

映画には一切出てきません。


私はアクション映画が好きだけど、さすがに疲れました。


主演のイコ・ウワイス君(左)と、めっちゃ強い悪役ヤヤン・ルヒアン(右)。

ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ

画像は映画.comさんより


最初は全然強そうに見えないヤヤン氏が、中盤以降は最強の悪役に。

この二人は「世界50ヶ国以上で軍隊正式採用」という格闘術シラットの達人だそうな。

けっこう武術とか格闘技に詳しいつもりでいたけどシラット知らなかった。

それにしても既にハリウッドリメイクが決定しているというこの映画。

インドネシア映画がハリウッド映画になるってのは、初めてじゃなかろうか。

とはいえ、監督のギャレス・エヴァンスはイギリス人なんだよね。

ただ、監督作は前作の『ザ・タイガーキッド ~旅立ちの鉄拳~』も含め、いずれもインドネシア映画(ちなみに主演も同じイコ君)。

インドネシア発ということでもいいのかなぁ。


一部マニアからは、タイから生まれた『マッハ!!!!!!!!』(これもビックリマークいくつあんだよ!)以来のリアル・ファイト作品と評されているようです。

確かに、それは認めます。あれもアクションばっかりだったもんね。


そういや、タイの映画もまだレビューしてなかったっけ。


イコ君はジャッキー映画やサモ・ハン作品を手本にしているそうですが、リアル・ファイトって分野を開拓したのはサモ・ハンのスタント・チームなんだよね。


香港映画のリアル・ファイトのほうがスタイリッシュで、残酷描写もエグくはないから、私は好き。ドラマ部分ももうちっと魅せる部分あるし。


評価は難しい映画だなぁ。ストーリーもなんで?って部分が多々ある。

ハリウッドリメイクがされたら、どんな映画になるのかしら。まぁそれはそれで興味があるな。