本ブログでは、何度か紹介した『画皮』そして『画皮Ⅱ』。

いまちょうど、中華圏で公開ラッシュの画皮Ⅱ。

6/28からは中国で、7/5からは香港で、7/13からは台湾で公開。


レコードチャイナ記事によると、中国ではこの画皮Ⅱがスゴイらしい。


「公開4日目で興行収入が3億元(約37億5000万円)を超え、中国語映画史における歴代最高記録を塗り替えた。

初日の興行成績は7000万元(約8億8000万円)を超え、こちらも中国語映画史の記録を更新する快挙。

同作が“史上最高”を記録したのはすでに7項目にのぼり、前述の2項目を筆頭に、「初日初回の最高興行記録」が600万元(約7500万円)、「1日あたりの最高興行記録」が9000万元(約11億円)、「週末の最高興行記録」が2億1000万元(約26億円)など、いずれも過去の記録を大きく塗り替えている。」
(レコードチャイナ2012年7月3日記事)


なんというかもう、とにかく尋常でない大ヒットってことね。


そんな最中、面白いな、と思ったのは、台湾の公開タイトル。

中華圏の映画に対して、独自のタイトルを付ける習慣はないと思うけど、本作『画皮Ⅱ』に関しては、独自に『転生術 画皮Ⅱ』と付けてきた。


以下のポスターは台湾公開用のもの。

ゴーイン・バックtoちゃいな
今回はヴィッキー・チャオ(趙薇)も悪役オバケなのかな。


転生の術ってことですが、もともと一作目では、ジョウ・シュン(周迅)演じる役は、皮を張り替えて人間に変身する狐の精霊って設定でした。


予告篇を見る感じだと、前作でジョウ姐さんの罠にはまって白髪魔女にされちゃう人間だったヴィッキーは、今作では最初からジョウ姐さんの仲間っぽい。

つまり、妖怪の一味ってコトね。


出回っている画皮Ⅱの宣材写真より。
ゴーイン・バックtoちゃいな
これを見ると、妖怪の位が、ジョウ姐さんより、ヴィッキーのが上っぽい。


貫禄もあるよ

ゴーイン・バックtoちゃいな
同じく画皮Ⅱの宣材写真より


大ヒットしているから、私もすぐさま見に行きたいところ。

封切りは、中華三地域(本土、香港、台湾)で、一週間程度のズレで公開されてしまうので、行くなら今しかない。


うーん、どうすっかなぁ。今のところ、日本の国内映画祭には出品予定はない。

東京国際映画祭(10/20-10/28)のラインナップはまだ発表になってないし。

けれども、これから出品するかもしれない。

ちょうどこの頃に、中国DVDは発売されるだろう。

悩むねぇ。


それにしても、今作『画皮Ⅱ』は前作よりもグロテスクで色調がダーク。

監督が替わったのもあるし、前作では音楽を担当した藤原いくろう氏の音楽が格調高くも可愛らしい感があったことも、悲劇の物語の救いになっている。

主題歌「画心」も美しい曲だけど、日本公開版では同じ曲のまま、歌を倉木麻衣が日本語で歌います。日本語のタイトルは「儚さ」だって。


しかし、今作は一貫してダークな雰囲気みたいだよ。おそらく原作「聊斎志異」は踏襲してないんだろうね。


その証拠に、怖~いダークな画皮Ⅱの宣材写真をもう一枚。
ゴーイン・バックtoちゃいな
イヤ~! こんな不気味なシーンは前作には無かったよ!


それから、こんなポスターも作られてました。

おそらくロビー用で各登場人物を並べて貼る用。

ゴーイン・バックtoちゃいな
だって、これだけ貼ったって宣材にならんよ。

こいつだけだと、ハリーポッターのヴォルデモート卿かと思われちゃう。


しかし、こいつ何者?


それで、藤原いくろう氏は今回も音楽を担当しているんだけど、予告を見る限り、おどろおどろしい音楽しか聞こえてこない。おまけにこのヴォルデモートもどきの呪文のような言葉が背景に入っていて超不気味。

今回はマジで怖がらせる映画になったのか?


それから、うっかりしていたけど、画皮はドラマ化もされていて、なんと!こちらは日本で6/26から放送中なんだって!


BSジャパンの『画皮 千年の恋』 がそれ(BSジャパンの公式サイトにリンクしときました)。

ゴーイン・バックtoちゃいな
毎週月曜から木曜の昼12時から放送って、昼ドラの扱いですか!!


ううう、でも私の家はBSが映らない~。

見られる人は、8/22までの全34話だから今からでも頑張って見てね。


ところで、日本でようやく公開される前作『画皮 あやかしの恋』は8月4日からに決まりました!

みんなで応援して、画皮Ⅱの早期日本公開を実現させようぜ。