47都道府県で唯一陸自駐屯地がない奈良県、候補地も一本化され誘致、進んでいるようですが…
以下、奈良新聞より転載(http://www.nara-np.co.jp/)
南海トラフ巨大地震など想定される広域災害への対応を理由に、県内誘致が進められているヘリポートを併設した陸上自衛隊駐屯地。県はこれまでに、誘致候補地を五條市内の2カ所から1カ所に絞り込んだが、同駐屯地は、県が計画する広域防災拠点(防災基地)と一体的に整備する「前例のない手法」(県防災統括室)となるだけに、実現にはなお不透明感も残る。同統括室は「用地買収など課題はいくつかあるし、防衛省が最終的にどのような判断を下すかも分からない」と慎重な姿勢を崩していない。
県は昨年7月、陸自駐屯地の誘致候補として「プレディアゴルフ地区」(五條市阪合部新田町、約140ヘクタール)と「阿田峯公園南西台地地区」(同市三在町、約110ヘクタール)の2カ所を明らかにした。
さらに今回は、これまでの調査で周辺の状況や防災拠点としての拡張性、敷地造成の難易度などの点からプレディアゴルフ地区が優れていると判断、優先的に今後の調査を進めることとした。
陸自駐屯地と県広域防災拠点を一体化した場合の仮モデルとしている設定範囲は、縦横約400メートルと約600メートル程度の規模。ただこれも、広域防災拠点の整備基本構想が固まっていない段階では、実際にどれだけの広さが必要になるか、まだ分からないという。
県は本年度中の基本構想策定を予定しているが、「防衛省の明確な意向がまだ見通せない」(防災統括室)中で、同省への提案・要望活動の継続やアクセス道路の調査などを地道に進める作業が続いている。
防衛省はこれまで、平成26年度(約100万円)と27年度(約400万円)に「自衛隊の展開基盤の確保に係る基本構想業務」のための経費を計上。28年度は「自衛隊が奈良県広域防災拠点を利用する場合に考え得る基本構想検討」のための経費約400万円を計上しており、防衛省側も慎重に〝必要度〟を探っているとみられる。
南海トラフ巨大地震規模の災害が起きた場合、和歌山、三重両県の紀伊半島地域や大阪府への後方支援拠点として、津波被害のない内陸部の五條市での整備は大きな機能を発揮するという提案は説得力がある。
ただ、県の広域防災拠点整備基本構想と防衛省側の基本構想が、そろって本年度中に策定されるかどうかは不明。陸自駐屯地と県の防災拠点との一体的整備という国内で初めての試みの成否が確定するまでには、なお時間がかかりそうだ。
以上、転載終わり
なかなか厳しいというか、まだ時間かかりそうですね。
しかし、来るとすればどの部隊なのでしょうか…
3師団の部隊か方面隊か…
まあ、どちらにしても先の話ですね。