明後日、降誕祭です。
降誕祭、(クリスマスとはいいませんが)一般的にはクリスマス。
ええっ、クリスマスって12月25日、もう終わったのでは…、と思われる方…、ごもっとも。
が…
暦からいきましょうか。
現在使われている暦は「グレゴリオ暦」、これはローマパパさま、グレゴリウス13世が制定した暦法。
1年の長さを365.2425日としています。
それまで使われていたのが「ユリウス暦」。
これはユリウス・カエサルによって紀元前45年に制定されたもの。
1年の長さ365.25日。
実際の1年の長さは365.242 189 572日ですので、ずれがでてしまいます。
そこで1582年10月4日(木曜日)の翌日を、曜日を連続させながらも10日間を省いて、1582年10月15日(金曜日)とし、そこからグレゴリオ暦が使われはじめました。
で…
現在でもユリウス暦を使っている教会があります。
そう、イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)がこの世に生きていた時代の暦をそのまま使っているわけです。
と、いうことで1月7日が降誕祭(クリスマス)ということに…
キリスト教の1日は日没から日没までですので、6日の日没は「メリークリスマス(とはいいませんが)」なのです。
さて、本来ならこの記事、あすの日没に上げればよいのです…
6日の午前、教会で聖体礼儀(ミサ)が行われます。
これが「聖大ワシリイの聖体礼儀」。
聖体礼儀に3種あって
聖金口イオアンの聖体礼儀
聖大ワシリイの聖体礼儀
先備聖体礼儀
の3種。
この中で「聖大ワシリイの聖体礼儀」は年にたしか10回ほどしか行われないレアもの(こんな言い方して良いのか…)。
これと、同じくレアもの「先備聖体礼儀」、プロテスタントの牧師先生が見学に来られていたことがありました。
もし、お時間あれば覗いてみてください、玉葱お屋根の教会です。
ちなみこの聖体礼儀、形が出来上がったのが4世紀といいますから、日本では卑弥呼の頃。
そのときから基本、同じです。
なお、その日に奉神礼(典礼)やっていない所もありますので、お問い合わせの上、ご参祷ください。
主イイスス・ハリストスの降誕祭(http://www.orthodoxjapan.jp/
)