本日8月16日は主の変容(顕栄)祭です。
これは、イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)が高い山に使徒三人(ペトル=ペトロ、イオアン=ヨハネ、イアコフ=ヤコブ)を伴って登り、旧約の預言者であるモーセとエリヤと語り合いながら白く光り輝く姿を使徒たちに示した出来事を記憶するものです。
9:28 これらのことを話された後、八日ほどたってから、イエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて、祈るために山に登られた。
9:29 祈っておられる間に、み顔の様が変り、み衣がまばゆいほどに白く輝いた。
9:30 すると見よ、ふたりの人がイエスと語り合っていた。それはモーセとエリヤであったが、
9:31 栄光の中に現れて、イエスがエルサレムで遂げようとする最後のことについて話していたのである。
9:32 ペテロとその仲間の者たちとは熟睡していたが、目をさますと、イエスの栄光の姿と、共に立っているふたりの人とを見た。
9:33 このふたりがイエスを離れ去ろうとしたとき、ペテロは自分が何を言っているのかわからないで、イエスに言った、「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。それで、わたしたちは小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのために、一つはモーセのために、一つはエリヤのために」。
9:34 彼がこう言っている間に、雲がわき起って彼らをおおいはじめた。そしてその雲に囲まれたとき、彼らは恐れた。
9:35 すると雲の中から声があった、「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」。
9:36 そして声が止んだとき、イエスがひとりだけになっておられた。弟子たちは沈黙を守って、自分たちが見たことについては、そのころだれにも話さなかった。
ルカによる福音書(口語訳) - Wikisource
さて、ここで出てくるエリヤ…
死なずに天に上った2人の1人、もう1人はエノクです…
2:11彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。(口語訳聖書 - 列王紀下)
11:5 信仰によって、エノクは死を見ないように天に移された。神がお移しになったので、彼は見えなくなった。彼が移される前に、神に喜ばれた者と、あかしされていたからである。
(ヘブル人への手紙(口語訳)
審判の時、2人は死ぬためにこの世に戻ってくるといわれています(復活するために)。
で、この2人の内のエリアですが、こんな話があります。
アラブ人の探検家・イブン・バットゥータが記した「旅行記」に「エノクが大ピラミッドを建設した目的は、大洪水から貴重な宝物と『知識の書』を守るためだった」…
そう、あのエジプト・ギザのピラミッドを造ったのはエリアであったと…
アラブ世界ではけっこう知られている話らしい…、です。