キトラ天文図は中国から…?
以下、奈良新聞より引用
古代中国の原図使用? - キトラ天文図(http://www.nara-np.co.jp/20150716092715.html )
明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)の石室天井に描かれた世界最古の天文図が、中国の原図を使用して描かれていた可能性があることが15日、分かった。従来、朝鮮半島の古代国家・高句麗の影響が指摘されており、研究に一石を投じることとなりそうだ。
文化庁と奈良文化財研究所、中村士・元帝京平成大学教授(天文学史)、相馬充・国立天文台光赤外研究部助教(位置天文学)による共同研究の成果。
中村氏と相馬氏は、天文図に描かれた「二十八宿」と呼ばれる28個の星座などの位置と、長い年月にわたり星の緯度・経度が変化する値の関係を解析した。ただ、それぞれ別の星に着目しており、天文図の観測年代について、中村氏は紀元前1世紀中ごろ、相馬氏は紀元後4世紀ごろと結論付けた。また相馬氏は北緯34度付近で観測したと推定した。
キトラ古墳築造当時、日本で二十八宿の観測ができたとは考えられず、中村氏は「中国からもたらされた星図を元にキトラ星図が描かれた可能性が極めて高い」。相馬氏は「北緯34度付近にある、当時中国の都長安(西安)や洛陽の原図を写し取ったと考えるのが妥当」と話している。
同古墳の天文図は、天球全体を描いた本格的な星図としては世界最古とされる。従来の研究では、北緯37~38度付近で観測されたもので、高句麗の図が伝わったと指摘されていた。
以上、引用終わり
たしかアジアでは最古の天文図。
が…
たしか45度ずれているのが…
なるほど、北緯34度なら…
が…
これでも北緯34度くらいにくるのでは…