一昨日放送のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」、下関戦争をやっていました。
これは、「下関戦争(しものせきせんそう)は、幕末に長州藩と、イギリス・フランス・オランダ・アメリカの列強四国との間に起きた、文久3年(1863年)と同4年(1864年)の前後二回にわたる攘夷思想に基づく武力衝突事件(Wikipedia)」。
結果は長州の惨敗、ここから「攘夷の不可能を知り、以後はイギリスに接近して軍備の増強に努め、倒幕運動(Wikipedia)」へと進みます。
私、思うんですが「装備」と「訓練」の差でここまで「差」がでるものなのか…、です。
昨日の放映では6月1日、6月5日の戦闘の話ですが、それぞれの兵力は
ワイオミング(Wyoming)米
セミラミス(Semiramis)仏
タンクレード(Tancrede)仏
以上軍艦
長州藩士 約1,500人、丙辰丸、庚申丸、壬戌丸、癸亥丸
米、仏の兵力は3隻から考えて千人以内。
軍艦と砲台との戦闘では米、仏艦に装備されていた「パロット」「ダールグレン」はともに「ライフル」砲、長州の「球弾」を飛ばす「18ポンド」砲とは性能違いはありますが…
陸戦では長州は洋式銃の「ゲベール」(ゲベールとはドイツ語で「銃」のこと、蛇足ながら「チゲ鍋」や「サハラ砂漠」と同じ感じ)、そして戦国以来の火縄銃。
米、仏はたぶんミニエー(Minie rifle)銃、ライフル式です。
が、どちらも銃の先から弾と火薬を込めるのは変わりなく、発射速度は同じと考えられます。
もちろん、射程、命中率はライフル銃のミニエーの方が優れていますが…
仏陸戦隊(米はこのとき上陸していない)に対して抜刀突撃はかけていないようなので、銃の撃ち合いということになりますが…
そして、このとき長州兵はまだ洋式訓練は受けていないはず…
「装備」、「訓練」の差…
これがここまでの差に…
時間があればじっくり調べてみたいと思っています。