400万中150万を… | andrewさんのブログ

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こういう過激なこと言う輩出てくるんですよ。


以下、The Voice of Russia、アンドレイ イワノフ(Андрей Иванов)氏の記事より転載


ロシア人を殺すより理解する方が容易


先日ウクライナのジャーナリスト、ボグダン・ブトケヴィチ氏は、国営テレビに出演した際、同国南部・東部(ドンバス地方)に住む150万以上の人々を「余計な連中」と呼び、殺してしまうよう求めた。このとんでもない発言は、欧米では全く怒りを呼び起こさなかったが、ロシアでは誰もが、非常なショックを受けた。


ウクライナ国営TVの番組中、ブトケヴィチ氏は、キエフ当局がすでに数か月、戦車や大砲、戦闘機など武力によって自分達に従わせようと試みているウクライナ南部・東部地域(ドンバス)の問題を解決する「簡単な」方法を、次のように提案した―


「ドンバスは、単に憂鬱な地域というだけではない。あそこには、必要でない野蛮な輩がたくさんいる。ドネツク州の人口は、およそ400万だが、余計な連中の数は少なくとも150万だ。我々は、ドンバスを理解する必要はない。必要なのは、ウクライナの国益を理解する事だ。ドンバスは、資源として利用する必要がある。それを早急にするにはどうすべきか、私はそのやり方を知らない。しかし最も肝要なのは、ただ単に殺すしかない、それが必要不可欠な連中が、あそこにいるという事で、我々はそうする必要がある。」


こうした前代未聞の本質的に恐ろしい発言に対し、ウクライナ政府内では目立った怒りの声は上がらなかった。彼らは、南部・東部地域には、二級市民が住んでいると捉えており、国からの手当てのおかげで生活する働く能力のない家畜のような愚鈍な連中、自由や民主主義の素晴らしさを理解できない連中が住んでいると考えている。キエフ当局によれば、愚鈍ゆえに、南部・東部の人々は、ロシアに目が行くのだという。おそらくウクライナでは、ロシア人についてもほぼ同じような理解が支配的なのだろう。つまり「ロシア人は皆、プーチンの奴隷で、自由や民主主義を必要としていない。それゆえ、彼らが突然いなくなれば、世界はホッと胸をなでおろすだろう」というものだ。


そうしたロシアへの見方は、ウクライナ人ばかりでなく、ここ数十年の間、自分達の利益のみを考える欧米の人々に押し付けられてきた。ロシア人に関し何か良い事が言われたとすれば、それは、ソ連邦がナチスとの戦いにおいて米国や英国の同盟国だった第二次世界大戦時だけだった。しかし戦争に勝利するや否や、生き残ったナチスや、ウクライナの民族主義者らは、米国や西ヨーロッパに隠れ場所を得、共産主義との戦いの前衛とされた。そして反ソ宣伝が、新たな力を持って展開され始めたのだった。ソビエト体制に対する批判には、公正なものも少なくなかったが、全体としてソ連人のイメージは、現実とは程遠い形で作られた。ソ連人、ロシア人は、世界制覇を夢見る怪物として想像された。それゆえ、同情にも憐みにも値しない人々と見なされたのだ。


ソ連邦が姿を消し、ロシアで民主主義の建設が始まった時でさえ、ロシア人は、獣とまではいかないとしても、それでもやはり、怠け者で呑み助で粗暴な、多くの欠点を持った人々という風に捉えられ続けた。21世紀に入ってロシアが徐々に、リベラルだが経験不足の改革者達により追い込んまれ落ち込んだ穴から這い上がり始め、旧ソ連圏のパートナー国との関係も回復させ、軍事力も取り戻し始めた時、そこまで国を導いた指導者プーチン氏に対し、彼は、1970年代に世界中を震撼させたソ連帝国の復活を目指しているとの非難が浴びせられた。ロシアは近隣諸国を支配したいのではなく、単に互恵的で対等な関係を持ちたいだけなのだという考えは、自分達の利益のみを求め、ロシアの復活を恐れる西側の人々の頭には、思いもつかなかったようだ。


ロシアは、戦争で自分達が負った非常な犠牲を記憶しており、どの国との戦いも欲していないが、平和や友好、民主主義について話し合うなかで、対ミサイル防衛システムや関連施設に取り巻かれたり、あるいは境を接する隣国で軍事的カオスを組織されたりするのを黙って見逃すわけにはいかない。


ソ連邦崩壊後23年間、世界中を訪れる自由の素晴らしさを感じてきたロシア人達は、決して鉄のカーテンの時代に戻りたいとは思っていない。もし彼らが選挙で、ロシアを破滅の淵まで導いた所謂「民主主義者」や「リベラリスト」に投票せず、より愛国的なリーダーに票を投じるとしても、それはロシア人を「奴隷」と呼んだり、彼らを殲滅すべきだと主張する根拠とはならない。


自身を教養があり文化が高いとみなす人々であれば、おそらく「戦うより理解しよう」と試み努力するのではないだろうか? なぜなら、その方がロシアと戦うより、ずっと容易だからだ。


以上、転載終わり


続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_08_02/275412491/


ボグダン・ブトケヴィチ(Богдан Буткевич)氏の問題の動画こちら、Комсомольская Правда(http://kp.ua/politics/463982-pevets-y-zhurnalyst-bohdan-butkevych-v-donetskoi-oblasty-15-myllyona-lyshnykh-luidei


「戦うより理解しよう」…、日本人なら誰だったそう考えるでしょう。


しかし、世の中にはブトケヴィチ氏のような考えの方が思っている以上にいます、悲しいことです。