南北統一 しかしイデオロギーは2つ | andrewさんのブログ

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南北統一(北朝鮮・韓国)ある意味日本にとっては…


以下、The Voice of Russia より転載


南北統一 しかしイデオロギーは2つ


北朝鮮は最近、韓国に関係正常化と、連邦化を原則とした南北統一を提案した。この原則では特に、「2つの異なる社会体制とイデオロギーの存在」が念頭に置かれている。


まず、これは中国が香港に対して用いている原則だ。「一国二制度」は、朝鮮のケースにも適用できる。ロシア科学アカデミー経済研究所コリア・プログラムの責任者ゲオルギー・トロラヤ氏は、実現の可能性について、次のように語っている。


専門家たちは、北朝鮮の提案には世界的な反響を呼ぶいくつかの点があると指摘している。


「『一国二制度』は、2000年代初めに南北朝鮮の対話基盤として検討された時、新たな色彩を帯びた。まさにその時代、『一国二制度』はプロパガンダ的な策略から南北朝鮮の未来像の一つへと徐々に変化した。客観的に見た場合、この仮説はすでにあり得ないものではなくなっている。実際に、一つの中国の枠内で香港が存在している。そしてこれは、十分に昔から存在しており、成功している。一方で、これを南北朝鮮の統一にあてはめるのは適切ではない。香港は法的に中国領だが、南北朝鮮の連邦化は異なる2つの国家の統一だ。そしてこの場合、連邦レベルは、外交政策と防衛に関する問題のみが提起され、両国の経済システムは異なったままとなるだろう。」


香港の場合、あるいは将来的には台湾にも可能性があるが、「大」社会主義国・中国の小さな「資本主義の飛び地」は、世界経済と協力するための「閘門」の役割を果たしている。南北朝鮮の場合は、人口2400万人の「チュチェ思想の国」北朝鮮と、より発展している人口5000万人の国・韓国との統一が提案された。連邦化を原則としたこのプロセスには、莫大な資金が注入されるとみられている。ソウル国立大学の世論調査データによると、北朝鮮との統一を支持する韓国人は50パーセント以下だ。トロラヤ氏は、大多数の人々が追加の財政負担を懸念していると指摘し、次のように語っている。


「韓国ではすでにずいぶん前から統一という言葉がハイレベルの政治家たちにとってある種の『マントラ』となっている。これは、韓国が統一を目指していることに誰も疑いを抱かないようにするためのものだ。しかし韓国では、統一に向けた熱が明らかに冷めた。北朝鮮に向けられた韓国のレトリックから判断した場合、韓国は統一に経済的資源をつぎ込む意向は全くない。だが、民族統一という言葉はこれからも繰り返されるだろう。しかし韓国とは反対に、北朝鮮は関係改善と、統一に向けた現実的プロセスに移行する用意があるようだ。北朝鮮は長年にわたって世界で最も閉鎖的な全体主義国家の一つとなっているが、最近は国際関係システムにおける自国の立場を変える必要性を感じるようになった。それはまず、北朝鮮国内の経済的困難に起因している。統一プロセスは可能だ。しかしそれは、北朝鮮に確固とした安全保障が与えられた場合に限られるだろう。その場合にのみ、北朝鮮は実際に非軍事化政策へ移行し、核兵器を放棄することができる。だが激しい対立が続く場合、これら全ての可能性は、現実よりも仮説的なものとなるだろう。」


そのほか、北朝鮮は同国のシナリオに沿って統一を行うよう主張しているが、韓国も独自の方法を主張しており、今のところ妥協は見られない。


続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_07_11/274516297/http://korean.ruvr.ru/2014_07_11/274514878/


「連邦化を原則としたこのプロセスには、莫大な資金が注入される」ってこの膨大な資本を出すのは…


恐ろしい!