南池中島の全容が明らかになりました。
以下、奈良新聞より引用
日本初の本格的な宮廷庭園とされる明日香村岡の飛鳥京跡苑池(7世紀、国史跡・名勝)で、南池にある中島の全容が明らかになり、県立橿原考古学研究所が20日、発表した。島北側に木製施設が取り付くほか、柱に残る跡から当時の池の水位が極めて浅かったことも分かった。
同苑池は南池と北池、水路などで構成。南池は東西65メートル、南北55メートルの左右対称の五角形。今回は平成22年度からの保存整備・活用事業に伴う調査として、南池の北半分を全面調査した。
池の中央北寄りにある中島は東西約32メートル、南北約15メートル。南北それぞれに張り出しがあり、アメーバのような形になっている。周囲は護岸の石が約1・3メートルの高さまで積み上げられていた。
北側張り出し先端付近の池内には、南北約2・4メートル間隔の柱2本(直径約20センチ、残存高約80センチ)を確認。対になるかたちで、東側2・4メートルの位置でも柱の抜き取り穴2個を検出した。周囲にほかの柱の痕跡は見られず、平面正方形の木製施設が島に取り付いていたと推定される。
柱は池底から高さ約28センチで変色していて、当時の池の常水位を示すと考えられる。
研究所は「船を浮かべることはできず、池底に敷かれた石を美しく見せる構造だったことが分かる」としている。
現地説明会は24日午前10時~午後3時。駐車場はないため、バスなどの公共交通機関やレンタサイクルを利用する。小雨決行。
以上、引用終わり
詳しくはこちら、奈良新聞(http://www.nara-np.co.jp/20131121103158.html)
飛鳥京といえば平城京、藤原京以前、飛鳥時代の話。
私的には“日本人”の趣味ではないような気がするのですが…。
今後の研究が楽しみです。