8月14日、この時期になると「終戦特集」なるものがテレビ、新聞、そして雑誌でもとりあげられます。
そのなかでも「特攻」が私的には半分近くあるのでは…、感じます。
では、何故「特攻」が行われるようになったのか、明確な答えを出しているものは…、見当たりません。
何故、行われるようになったか、たぶんこの数字が関係していると私は考えています。
米軍が出した数字ですが、
防空圏を突破し投弾位置まで行けるのが40パーセント。
そこから、さらに防空圏を抜け出すのが0.5パーセント。
そして、投弾した爆弾や魚雷の命中率が7パーセント。
つまり、100機で出撃すれば40機が投弾でき、2.8(3)発が命中し、2回に1回は1機が帰ってくる
と、いうことになります。
米軍が出した数字ですが、日本側も帰還機と戦果を考えれば分かっていたと思います。
では、どうせ帰ってこれないのなら命中率を上げる手段は…。
と、いうことです。
これが「統帥の外道」といわれた「特攻」だと私は考えています。
しかし、どこかで「手段」と「目的」が入れ替わったようです。 問題にしなければいけないのはここでは。