露に入ってから奈良では2度目の雨でしょうか。
そういえばテレビのニュースで「雨乞い」の神事を行っているのを放映していました。
効いたのでしょうか。
さて、「雨乞い」神事ですが、これってありえないことですよね。
なんらかの化学物質を撒くのならまだしも、神頼みってやつですから。
でも、昔から行われています。
その根拠となるのが
「法前仏語」
です。
もともとは、「絶対的なものは法(ダルマ)、即ち法則のようなものだけであり、これを悟った者が仏になる」というものですが、拡大解釈されて「法(法則)の則れば神も動かすことができる」、なんてことに。
だから、神事(法則=やり方)で雨が降る
と、いうわけです。
「雨乞い」だけでなく、神社やお寺で「お願い」するのもそうです。
この「法前仏語」の反対にあるのが「神前仏後」です。
キリスト教がこれ。
神がおられ、この世(法)をつくられた。
すべては神の御心まま
です。
ちなみにキリスト教では自分のために祈るのはNG.
神に祈るのです。