フーおじさんの物騒な発言、ロシアの分析 | andrewさんのブログ

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中国の党大会でフー(胡)おじさんが述べた物騒な発言。


The Voice of Russia のデニソフさんのリポートです。


以下、引用



中国軍は局地戦争での勝利を学ぶ


イーゴリ デニソフ(Игорь Денисов)


中国軍は局地戦争での勝利を学び、技術的な再軍備について戦闘行動の情報化という条件の中で行動する準備をしてゆく。これは、中国共産党第18回党大会で胡錦濤総書記が、政治報告の中で挙げた課題だ。 北京から、デニソフ記者のリポートをお届けする。


大会プレスセンターで伝えられたところによれば、代議員により251名の軍人が選出され、そのおよそ8割が最高指揮官レベルだった。さらに49人が、ここ数年、その役割が目立って高まった人民武装警察の代表として選出された。


胡錦濤総書記が、こうした人々の課題について触れたのは、一時間半に及んだ演説の中でも最後だったが、報告のこの部分は、国外で特別の関心を呼んだ。中国経済がどうなるのかも、もちろん重要だが、中国のグローバルな役割向上は、世界最大の軍隊をどう発展させてゆくかという面にも、注意を惹きつけている。


国外における中国の利益が増大する事により、中国指導部は、影の大国というこれまでの形を修正せざるを得なくなっている。軍の要求については、これまで代々の中国指導部も、忘れていたわけではないが、胡錦濤体制に代わってやってくる第5世代の指導部は、そのために、はるかに大きな財政的技術的可能性を持つことになるだろう。時代の要求に応じて、胡錦濤総書記は大会代議員を前にした演説の中で、軍隊の近代化加速にアクセントを置いた―


「国家発展及び安全保障戦略の新たな要求に従って、必要不可欠なのは、新しい世紀、新しい段階における軍の歴史的使命の完全な遂行を重要視し、積極的な防衛に向けた新しい軍事的戦略方針を現実のものとし、様々な軍の課題の遂行における可能性、とりわけ情報化という条件の中で行われている局地戦争での勝利での可能性を高める事である」


ここで興味深いのは、総書記の演説の中では、代議員やジャーナリストに配られた報告の完全版の中のいくつかの部分がなかったという点だ。特にテキストからは、軍は海・宇宙・ネット空間の安全により高い注意を払わなければならないという文言が除かれた。また外国の特派員らは、壇上からの演説では、平和時に軍隊を積極的に利用し軍事的戦いに向けた準備を深化させるつもりだという一節が抜けた事に注目した。抜けたテキストは、全体から見ればそう大きくない部分で、時間節約のためそうしたとは考えられない。恐らく新しい世代の指導者らは、膨張政策の実施とみなされ得るようないかなる発言にも、極めて注意深く接しているのだろう。


胡錦濤総書記の報告の中身が、ジャーナリストに明らかになってほとんどすぐ、日本の森本防衛相が、中国海軍の活動が活発化している事に言及し「我々は、日米安保条約の見直しを図る」と述べさらに「現行の条約は、何よりも朝鮮半島の複雑な状況を考慮したものだが、現在、朝鮮半島の状況のみならず、中国が海洋空間に出て行くという問題をも考慮する必要がある」と指摘した。


これは、中国共産党大会で公表された中国軍の戦略的発展プランに対する直接的な反応だ。このところ、ますます中国が頻繁に安全保障領域で数々の挑戦に直面し、その一方で、米国がこの地域の自分達の軍事同盟強化に向けたプランを止めていないことを考慮しながら、中国人民解放軍の力の拡大プロセスは計画された通り続くだろう。とはいえ、おそらく中国は、そうした行動を大々的に行いはしないだろう、という事は確かだと思われる。

以上、引用終わり


詳しくはこちら、The Voice of Russia (http://rus.ruvr.ru/2012_11_09/Armija-Kitaja-nauchitsja-pobezhdat-v-lokalnih-vojnah/


結構、楽観視してるみたいですね、というか外野から見物か。