ほぉ~ | andrewさんのブログ

andrewさんのブログ

ブログの説明を入力します。

The Voice of Russia に北朝鮮の解任された李英鎬朝鮮人民軍総参謀長に関する興味深い解説記事が掲載されていましたので紹介します。


以下、The Voice of Russia より引用


朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の新リーダー金正恩氏の最側近であった李英鎬(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長の解任劇について、興味深い情報が伝えられた。


韓国の朝鮮日報が報じたところによると、国のリーダーの指示によって李氏を解任し、連行しようとした際に、李氏側の護衛兵と連行しようとした側の兵士との間で交戦が起き、20―30人が死亡した。李氏を連行しようとしたのは最近軍総政治局長に就任した崔竜海(チェ・リョンヘ)氏だ。  


この決定を不満とする李氏は明らかに抵抗したと思われる。そして朝鮮日報が匿名の政府高官からの情報として伝えたところによると、李氏を守る護衛兵と崔氏側の兵士との間で交戦が始まり、流血の悲劇が起こった。情報筋の話を信じるならば、李氏は交戦の最中に負傷あるいは死亡した可能性があるという。


ロシアの東洋学研究所と極東研究所の専門家らは、今回の情報は韓国の「デマ」だとの考えを示している。ロシア科学アカデミー極東研究所のジェビン所長は、次のような見解を示している。


「北朝鮮では最も高い役職に就いている軍人でさえも、個人的な護衛兵を持っていない。北朝鮮では、一人の兵士が高官を護衛している。そのため国防省あるいは総司令部の建物内で何らかの交戦あるということは根拠薄弱だ。これは南北朝鮮間の政治プロパガンダ、心理戦の可能性がある。」  


マスコミが、多くの疑問を及び起こす内容の情報を流すのはこれが初めてのことではない。特に金正恩氏が政権の在に就いた後、日本のマスコミは脱北者からの情報として金正日総書記の遺言について伝えた。その中で総書記は核兵器の開発を止めないよう呼びかけたとされ、中国を警戒するよう指示した。中国は北朝鮮にとって「最も近しいパートナー国」だが、次第に「 他のどの相手よりも最も虎視眈々と動きを監視せねばならない」国へと転化する恐れがあると警告したという。


この報道はセンセーションを起こすほかに、北朝鮮の不安定化を狙ったものだと考えられる。北朝鮮では金正日総書記の死去後、すぐに政権争いが始まった。それはまず指導部の中で行なわれた。


その背景の中で、正恩氏が父親の遺言に従って中国との関係を見直す可能性があるとの情報が流れた。これは、この情報を流した者がその実現を望んでいるが故に流されたのかもしれない。今回の交戦に関する情報も同じだ。これも中国と北朝鮮の関係を損ね、正恩氏の立場が弱いことを示すのを目的にしているのかもしれない。  


交戦に関する「ストーリー」は成功を収めるだろう。この話が嘘あるいは真実であるかどうかに関係なく大きな関心が寄せられている。加えて北朝鮮のような閉鎖された国の政権争いに関する噂は、通常真実として捉えられることが多いものだ。

以上、引用終わり


詳しくはこちら、The Voice of Russia (http://japanese.ruvr.ru/2012_07_20/82312474/


関連記事はこちら、The Voice of Russia (http://rus.ruvr.ru/2012_07_18/81948091/


如何です、「ほぉ~」って感じでしょ。


でも、やっぱ“時代劇”ですね。