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リムパック(Rimpac=環太平洋合同演習)が始まっています。


The Voice of Russia にその解説記事が掲載されています。


以下、The Voice of Russia より引用


露米海軍参加で、ハワイ周辺で国際海上演習「リムパク」開始


アレクサンドラ ザハロワ 14.07.2012, 13:46
© mashleymorgan/flickr.com

ロシアの太平洋艦隊が国際海上演習「リムパク」に初参加する。「リムパク」は海賊、テロ対策および海難事故の捜索救助作業の協同作戦を練る目的で行われるもので、ロシアをはじめ22カ国の船が参加する。


東部方面隊のイリヤ・ゲラズジノフ報道官は、演習の各シナリオは最大限現実に即したものだとして次のように語る。


「演習には22カ国の様々なクラスの船45隻、航空機100機、2万員の兵士が参加する。海上ではいくつかの艦隊が組織され、ロシア太平洋艦隊側からの提案で米海軍艦隊と協同で第170協同作戦隊が組織された。12日、この作戦隊は通信の組織、情報の交換に関する初のトレーニングを行った。」


現在、世界の海域では2つの大規模演習が行われている。地中海ではロシア艦隊のすべてが結集し、救難作業、テロ対策といった一連の通常の課題を掲げているが、近日中にもそのうちの数隻はシリアのタルトゥス港にあるロシア軍基地に入り、食糧、燃料の補給を行う。


ちょうどこの時期、東シナ海では中国の艦隊が演習を開始した。中国は日本との国境付近で、同国との領域論争地域に近い海域において軍事射撃の大規模演習を行っている。軍事演習の条件はすべて両国の地域に軍事的緊張を拡大させるため、マスコミ向けの煽動をねらったものとされる。軍事問題専門家のヴィクトル・バラネツ氏はこの海域の地政学的に複雑な状況について次のように語る。


「今回ロシアは太平洋における合同演習、リンパクに初の参加を行っているが、一方で地中海でもシリア付近の緊張が高まっている。それでもお互いに大砲を撃ち合うより、一緒に演習を行うほうがよっぽどましだ。ただしここにはひとつ複雑な問題が存在する。リンパクには中国が招かれていないという点だ。招待を受けなかった中国は瞬時に演習を組織した。これは地政学上シリアスな反応といえる。結果としてロシアは、太平洋海域で自国にとって誰が最優先なのであるかを示したことになる。ただし、事実上ロシアの参加は3隻の船だけで完全に象徴的なものだ。これより前はロシアは中国を懸念して演習への参加を退けていた。」


国際海上演習「リンパク」は2年に一度の頻度で行われており、今回ですでに23回目をむかえる。今年の演習海域はハワイ諸島近郊で実施期間は8月2日まで。


以上、引用終わり


少々長いですが、なかなか興味深い解説記事だと思いませんか。


シリアのこともですが、特に中国についても


ちなみに日本も護衛艦「しらね」「みょうこう」、掃海部隊とP-3Cが派遣されています。


ロシアでの報道はこちら、Новости News ru(http://www.newsru.com/russia/10jul2012/rim.html