奈良・勢野東遺跡で槍先形尖頭器の製作場跡見つかる | andrewさんのブログ

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奈良・三郷町の勢野東遺跡で、縄文時代草創期初頭(約1万5千年前)の石器「槍先形尖頭器」の工房跡が見つかりました。同時期に大量の槍先形尖頭器を集中的に作る工房跡が見つかるのは西日本で初めてです。


8カ所にまとまって2万点に近い大量の石器が出土、多くが槍先形尖頭器の製作過程で生じる剥片で、大きさも1~程度と大小さまざま。途中で失敗して壊れたものなど未成品(~センチ程度)も点以上あり、槍先形尖頭器のみを対象とした工房跡と推定されます。


石材はほとんどが南へ約9キロ離れた二上山周辺で産出するサヌカイト。


同時期の工房跡は八風山遺跡群(長野県)や前田耕地遺跡(東京都)などで見つかっています。


縄文時代の遺跡は日本各地で見られますが、その後「都」になったのは奈良。


私の考えでは「安全」だから。大きな地震がない、雪が降らない(降るけど積もらない)、近畿では寒いけど日本的には温暖。この条件を古代人は経験則で知っていたのだと思います。


副首都構想などありますが、場所は「奈良」が一番です。