私の子どもの頃、核アレルギーの日本にしては奇妙な特集が子ども向けの本や雑誌に特集が組まれていました。
原子力なになに
当時、原子力機関が軍事だけでなく商船にも使われ始めた頃。
そこで本や雑誌に
原子力列車
原子力飛行機
などか載っていました。
原子力飛行機…?
列車なら分かるが飛行機で原子力。
ちゃんと覚えています。
ジェットエンジンは高温高圧化した空気に燃料を混ぜ燃焼させ膨張したエネルギーで動いていますが、原子力飛行機はその燃焼さす燃料の代わりに原子の火を使います。
原子力飛行機の想像図などが描いてありました。
その中でもすごいのが原子力空中飛行場。
巨大な空母が空にいると思ってください。
で、その運用は
原子力空中飛行場を世界中の空に何機か浮かべ、世界中をぐるぐる回わります。そして各地の飛行場から飛び立った飛行機はその空中飛行場に着陸し乗客を降ろして帰っていきます。乗客は自分の目的地に来たら飛行機で降りいく、それまでは広い機内でくつろぎ空の旅を楽しむというもの。
なるほど、すばらし(理屈)ではないですか。
私も夢を馳せたものです。
が、いまになって考えるとそれはキャンペーン…。
その記事を見て核物理学へと進んだ人もいるはず。
原子力なんとか院の方やなんとか大学の先生がテレビでええ加減(私にはそう見える)なことを話してますが、彼らも子どもの頃に私の見た本や雑誌で夢を馳せたいたんでしょうね。