他の方のブログをみて思い出しました。
もう、かなり前の話ですが、当時ソ連から某大学に留学していた私の友人のはなしです。
彼はモスクワ大学の学生で日本語を専攻しペラペラ。
その彼が東京・原宿で道を尋ねたとき(相手は若い女性、尋ねる方は選んだ様子=さすが私の友人)。
「○○はどこですか」
「アイアム ノー イングリシュ」
で、もう一度
「○○はどこですか」
「アイアム ノー イングリシュ」
で、しかたなく
「失礼しました。ありがとうございました」
「サンキュー」
うーん、って感じでしょ。
彼にはもう一つおもしろい(?)話があります。
その時は私も一緒。
明治神宮の前で彼が「ここはなんですか」。
「あっ、明治神宮だよ」
「行ってみたいです」
「もう5時だから無理かもしれないよ」
と、行ったら警備の方が門をしめるところ
そこで「外国から来た方をなのですが」
と言うと、笑顔で門を明けてくれた。ラッキー。
で、その警備の方
「どちらから来られました」
彼曰く「ソ連です」
ガラガラピッシャーン
「あほやな、アメリカとかフランスとか言ってればよかったのに」
「…」
いま、彼は何をしているのか、あのままソ連が続いたらエリート間違いなしだったのに。