他の方のブログを見ていて「言葉と文化」というのがありました。
「言葉は文化」と言っても普段はなかなか気が付きません。
でも、タイに居た時なるほどと思わせることがありました。
私とタイ人(女性)二人の三人で居た時。その二人の会話は英語でした。私にに気を使ってくれているのかと思いましたが、会話の内容な私に関係ないこと。私が居ようが居まいと関係なしに英語だそうです。
二人は両者とも大卒。当時タイには大学は21(たしか)しかなく、卒業式の証書は皇族が渡します。だから大卒者の家にいくと角帽被ったブロマイドのような写真と皇族から証書を受けている写真が飾ってありました。
で、こいつらはなんてことを民族の誇りはないのかと思いましたが、考えてみるとこいつらの文化にタイ語が付いていってないのではと。洋服を着、コーヒーを飲み、ハンバーガーを食べる、聞く音楽はポップス、西洋化しとる。
で、タイ語というのは中国語と同じグループに属する言葉で語順が文法を決定します。詳しくというかそこまで勉強していませんが、格変化や活用などはない筈。
だから、日本語のようにその気になれば名詞に「る」を付けて動詞にするなんてできない。
そう考えると日本での若者言葉といわれるものはたぶん彼らの文化に合っているのと日本語の柔軟性からきているのではないかと思えます。
聞いたことがありますが、スウェーデンの爺ちゃんたちは「いまの若いもんは英語しかしゃべらん」。たしかにこれも詳しくは知りませんが、スウェーデン語はドイツ語の親戚みたいでかなり難しい言葉とか。若いものがより簡単で自分たちの文化を表現できる言葉を話すのは自然な成り行きかと。
さて日本、いくら日本語が柔軟性のある言語とはいえ、小学校から英会話が始まる昨今、二十年後にはどうなっているのでのでしょうか。