40%、7%、0.5%
この数字なんだと思いますか
大東亜戦争における我が皇軍の敵(米海軍)艦隊に対する
投弾到達率、命中率、防空圏離脱率の数字です
各戦闘で数字は変わりますが、平均するとこうなります
これをみると、よく戦艦の時代から航母(空母)の時代と言われますが
日米両軍がこの数字になっていれば、有り得ないことになります
では、モデルを考えてみましょう
両軍、編成は同じです
航母 4隻
巡洋艦 4隻
駆逐艦 12隻
航母の搭載機は
艦戦 2(18機)
艦攻 1(18機)
艦爆 1(18機)
の4隻分
では、同時に発見、出撃したとします。有り得ないですが稼働率は100%とします
攻撃隊は各航母から艦戦、艦攻、艦爆が一つずつ
艦戦 72機
艦攻 72機
艦爆 72機
計216機
この内、爆弾、魚雷を搭載できるのは艦爆、艦攻なので対艦攻撃できるのは144機
残りの艦戦は艦隊の護衛とします
さて、先の数字を当てはめると
144機の艦爆、艦攻のうち投弾できるのは57.6機
命中弾は4.032
防空圏離脱は0.72機
端数がでましたが爆弾や魚雷は4発しか当てられない。そして帰ってくるのは運がよければ1機
二の矢が放てない
もちろん4発命中では航母は当たり所が悪くないかぎり沈まない
こうなってしまいます
なぜ、皇軍が米軍のようにいかなかったかはまた別の機会に行いますが、これをみると航母機動部隊というのは成り立たないことが分かります
航母の代わりに戦艦なら、雌雄は決していたでしょうが
あと、こう数字を見てお気付きの方も
そう何故「特攻」が行われたか
冷酷な数字です