キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020) | Andrewのアンド流映画BLOG

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よかったら覗いていってくださいね!!

皆さん、こんばんは!Andrewです!!


今晩もAmazon Prime Video様にお世話になりました!

今年14本目の映画はこちら!!




「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」(The Killing of Kenneth Chamberlain,2020)✨


ずっと気になっていた実話に基づいた作品。90分。

モーガン・フリーマンが製作総指揮に入っています。てっきり主役がモーガン・フリーマンだと予想していたのは内緒🤫笑


とまぁ冗談はここまでにしておいて。


妄想性双極性障害を患い、心臓の弱い70歳一人暮らしの黒人男性ケネス・チェンバレン。

2011年11月の朝5時、医療機器の誤作動で地元警官3人が安否確認に派遣されアパートにやってくる。ケネスはドア越しにただの誤作動で異常はないと何度も繰り返すが、白人警官たち(一人はヒスパニック、この人は善人)は何か隠しているのではと犯罪を疑い、直接目視で確認しないと押し入ると聞かない。やがて事態は悪化し、特殊部隊も呼ばれて突入態勢。医療機器会社の確認取消しの声も警察には届かず、抵抗するケネスは突入を許してしまい、理不尽に殺害されてしまう。


今回はほぼネタバレでお送りしています。

この90分間は迫真の演技も相まって、実話を忠実にリアルに描いている。だからこそ観ていてずっと辛いし悲しい。人種差別で起きた事件から何も学ばない白人警官の態度に怒りを覚える。あまりにも理不尽すぎる。警官たちの間の人種対立もあったりして興味深いが、白人警官たちの言動は度を超えて酷い。


そして何より「決めつけ」って恐ろしい。

黒人だから、土地柄だからここは犯罪の温床かもしれない。誰も思ってはいけないし、言ってはいけないことを警官が言うんだから信じられない。

エンディングで流れる実際の音声が心を抉るほど辛かった。必死に縋っても届かないケネスの声。警官の怒号。辛いです。蔓延るヘイトクライムは無くならないものなのか。


映画として良く出来ている作品です。

ただきちんと覚悟を持って見なければいけないです。


気になった方は是非ご覧ください!!



では!!!