スーパーに行ったら、私たち本を取り扱うプロからするととんでもない商品が置いてあった。

それはスコッチテープ。破れたページの修復!!だめです。
これ、応急処置的な物で…ならいいんだろうけど図書館の物に私たちはゼーったい使わない!
ちなみに図書館で借りた本を子供が破ってしまったら、自分で直さずに正直に図書館の人に破ってしまってすみませんと正直に言ってそのまま返しましょう。図書館にはプロの修復師がいるのでその人に委ねましょう。(日本の図書館事情は知らないけどアメリカではそう言うとわかりました、テープ貼らなかったよね?と聞かれ、貼ってませんと言うとわかったわ、修理する人に渡すわねと言われます)

紙質によりますが、ほとんどの物が何十年も経つと白ーくなってきて見るに無惨です。
粘着力もなくなり、剥がれてしまう物がほとんどなのです。
まぁ家の本は保存期間も数年でいつか捨てられてしまうから、仕方ないか。でもいつまでもとっておきたいものは極力テープを使わない事をオススメします。

あとは付箋も併せて。
簡易的にノートとして使うにはとても便利なのですが長期的には向きません。付箋の粘着部分は接着剤なので何十年か経つと剥がれなくなってしまい、無理矢理剥がすとページごと破れます。こうなると専門家の力がいる(長期的に保存する場合)のでノートを挟んでおきましょう。色付きの紙は色が移ったりする事もありますのでそれもご注意を。
紙を止めるクリップも、物によっては錆びますので私たちは絶対に使わない。ホッチキスも絶対ダメ。

昔の本はかなり紙質が良くて、これ本当に100年経ってるの?と思う物が結構あります。だからこそそんな物にスコッチテープは使えない!そんなの考えられない。

久々びっくりした商品の売り方を見てしまいました!