BERKLEYは、仕事の経験にと近所の介護施設で週に1度、ヴォランティア活動をすることにした。

内容は様々で、そのヴォランティア規模は州内トップをのぼるらしく、その介護施設は多数のエージェント契約もしておらず、職員はヴォランティアから採用、という感じであるらしい。


それはさておき、BERKLEYに出来るヴォランティアは?と考えたら、まず思い浮かんだのはお年寄りに「お手紙を読んで差し上げる」、「イベントのお手伝い及び片付け」とか、「施設で飼っている動物のお世話」とか、そんなんかしら?

あとは、各イベントのお部屋にあったピアノを弾いてみる、なんてのも良いかも知れない。


そう、ピアノ!

ピアノいいなぁ~、また人の前で弾きたいなぁと思ったんだけど、東京のアパートを引き払う時にピアノは友人に売り、何冊かの本を譲り、あとは売って・・・すべて処分してしまった。

手元には楽譜は残らなかった。それでもピアノはここでまた手に入れた。今は頭の記憶に少し残ってる曲を弾いて、アンディとアンディが良く観るセサミストリートの曲を弾くだけ、つまんないのだ。


ヴォランティアオフィスのディレクターから「ピアノを是非弾いてください」とお願いの電話を頂いて「しょうがない、楽器屋さんで買うか」と思ってた所。


ところで今日はご近所のお宅でベビーシッター。

その家にはピアノが、誰も弾かないピアノがある。

楽譜が無造作に置かれ、誰でも弾いて良いというルールがあるので、私はだいたいパラパラっと弾かせてもらうんだが、楽譜はそんなにまじまじと見た事がなかった、というかアンディがそのお宅のベイスメントのファンシーな電車セットめがけて一目散なので見てられないのだ。

今日はなんとなく、一番手前にあった譜面を手にとってベイスメントへ行った。

パラパラ~とめくって譜面を読んだら、「あ~、これ昔弾いたな~懐かしいな~」。

更に次のページへ行くと、「あ~、この曲も弾いたな~、泣きながら。」(当時超スパルタのピアノの先生に練習大嫌いのBERKLEYという組み合わせだったので痛い思い出である!)


で、あるページへ行った時、気がついた。

そうだ、これこそ、血と涙のピアノ基礎時代に泣きながら弾いたその本そのものであった!!

写真も文章も同じだ!!!(もちろん、私が使ってたのは日本語、ここで出会ったのは英語でしたが)


わー、こんな所で再会するとは!!感激というか、もう本当に何十年も会っていない友人に出くわしたかのような盟友(あえてここは、このままピアノを続けるのか、辞めるのか散々迷ったという意味で、迷友と言葉をつくってしまいました)再会!これはもちろんお借りして、コピーさせてもらいこれをヴォランティアの友とすることにした。


しかし、ご縁とは面白い物ですね~。

やっぱり私はアメリカに来る事になってたんだなーって、そして今日のお宅の方は2年前にNYから引っ越されてきたばかり・・・。いい発見でした。