アメリカは明日、東部時間午前2時よりサマータイムが開始されます。
これにより、日本との時差はマイナス13時間(東海岸)となります。
この度の日本における東北太平洋沖地震では、アメリカにおいて有料の日本語チャンネルが無料で24時間NHKのニュースを流しています。
アメリカ・移民局より、「日本人」に限り、ビザ30日までの延長を許可するとのメールが。(グリーンカード申請時にメールを登録してあるのでこのようなニュースが届きます)でもって、この際は空港にて申請し、アップルーブがされる模様です。該当の方(恐らく旅行者も含め)、30日まではビザ延長できます。(該当の方は空港にて確認してください)
私の近所の人たちは、、私を見つけるや否や家から出てきては「ご家族はどうだ?」と聴いてくれる。
ありがたいことに、私の家族は皆無事です。
何より、ここの人たちが私を「日本人」だと覚えていることが嬉しかったし、そして励ましてくれました。
そして、偶然にも日本に送る荷物がありまして、郵便局に行った所、住所を見たおばちゃんが「あなた、日本人!?ご家族は!?」と心配してくださった上、周りにいた人たちも同様に心配して声を掛けてくれました。
このような励ましも、本当に、本当に嬉しい。
あの津波の映像・・・現実なのか?と疑ってしまうほどだ。仙台空港が飲み込まれていく様子は息を呑んだ。
というのも、日本でサラリーマンだった頃、私も仙台空港へはよく行ったものだった。
かつての詩人・松尾芭蕉があまりの景観の美しさに言葉が出ず書いた「あぁ松島や、松島や・・・」あの有名すぎるこの詩のとおり、仙台を着陸するときには松島を眺めながら「あぁ、到着だ~」なんて思ったものです。
その松島が・・・家々を押し壊しながら次々と寄せてくる真っ黒な高波とともに崩れてゆく・・・。何かのおぞましい生き物のように見えた。本当に傷ついたよ、こんなに離れた所からであっても。
そして安否不明の方々や、お亡くなりになられた方々の人数も想像以上だ。
でも、私たちは生きている。
きっと、生きているには意味がちゃんとあるんだ。
これほど科学技術が発達した今であっても、天災を目の当たりにすると人間は実に無力であったが、私たちは意味があって生き延びているんだ。
世界のどこへ行っても「日本人はすごい!」って言われる。
「すごい」って言われるのって日本人ぐらいじゃないだろうか、って思う。
私は何が一体全体凄いのか、分からなかった。最近の日本の社会のニュースにはがっかりさせられるものばかりだったから。
だけど、あのかつての戦争で一面焼け野原となった日本は、世界に影響を及ぼす国へ復興・発展を見事に遂げた、それを世界の人たちは「凄い」って言ってるんだ。だから生きている私たちがまた復興・発展させればいいんだ、これが私たちが生きている意味なんだって今回の地震で思ったのだった。