アメリカで初の妊娠検査をしてきました。

待合室では、「貴方のお腹、小さすぎるわ!あなた、本当に6月に出産予定?」と何人の人に話しかけられたことか。これでも元の体重よりも10キロ太ってるんですけど・・・。


体重測定や血圧測定なんかは日本とほぼ同じ。もちろん旦那さんもアマンダも一緒に診察室に入るのは日本とは違う所ですね。

そうそう、私の血圧値を見た旦那が超関心していました。

「こんな数値子供みたい」だそうです。日本では普通よ、普通。


病院の誰もが関心する私の健康状態。

ははは、まぁ、日本の産婦人科の先生は体重制限やら食べ物制限やら厳しいですから当然健康体だわよ。


でもって血液検査の票を見た別のドクターにも超関心される…。

日本で高い金をはたいた甲斐があった?かもしれないくらいの検査量にドクターは驚いて「でもこんなに妊娠のときに血液検査なんかいらないわよ」と付け加えて旦那と失笑した。まぁ、関心はしてたけど。日本の過剰なくらいの医療制度を目の当たりにしてドクターも驚いたのだろうね。


とにかく、こちらのドクターは、「あなたって、どうやったらこんなに健康を保っていられるのかしら?」と何度も繰り返す。

日本ではこれほどまでに医者から褒められた事なんてないのに、あぁ、良い国だ。


で、私の心音とベイビーの心音が聞きたいので、洋服を全部脱いでそこの台に乗っかってください…。

とシーツをポンと渡され、ドクターは部屋を後に。


「へ?全部脱ぐって?言った?」

旦那も「そうだよ~。」とアマンダも「うん、そう言った」と。


ええええええええええええええええええええええええええええええ。


だって心音聞くのに裸になる必要なんかこれぽっちもないじゃんか~~~!!!

と言うと旦那は「日本ではそうならないの?」と超暢気。

とりあえず、あなたたち、回れ右しなさい!と言って諦めて洋服を脱ぎ捨て、台に乗っかってみる。

旦那だけならまだしも、アマンダもいるんだよ。嫌だよ。

ほどなくドクターが来て心音を聞いて、乳がんが無いか触診。(そうするなら早く言ってくれ~)

じゃあ、ここに足を乗っけなさい、と言われ足を乗せたら今度は子宮内のガン検診。


ベイビーはもうそこそこデカイからやめて~~。

それに、やったよ、妊娠初期に…つったのに。ちゃんと検査結果読んでくれ。


つうか、どうしてアメリカのドクターは皆洋服を脱がせたがるんだ!?

先日ビザのための健診でも洋服を脱いで健診…。一体そこに何の意味があるんだろうか。

まぁ、温泉の国、日本もね、温泉では裸になるけどそれとこれとは違うし。


でも「回れ右」に旦那は激怒。

「俺は出産に立ち会うのに今から恥ずかしがってどうするんだ~!!」

確かに。

でも、日本で育ってきた私には驚きだったのよ~~~~~。だって貴方だけならいいけどアマンダもいるのよ!

まぁこれで踏ん切りはついたので次回の妊娠検査では大丈夫、なはず。


アメリカに越してきてしまった、と改めて思う私でした。


ところで、病院では妊娠検査に行き、妊娠が分かると紙袋いっぱいに色んなものをプレゼントしてくれます。

ビタミンやら雑誌、ポーチや手帳…。日本なんてグレードの高い所に行って高い診察料払わない限りありえないと思いました…だって私が初めて行った東京の産婦人科なんか、A4の紙切れに「出産に備えて」と超お手製のマニュアル2枚渡されて「分娩できる病院を探してね、あと葉酸飲んで。」以上。だったもんね。


うちは保険が利いてタダで診療してもらってるのにこの違い。

ちなみに、ベイビーを出産するときの入院時も同じく「ベイビーバック」というバックにオムツやらが沢山入ったバックをプレゼントしてくれるらしい。すごいな、アメリカって。

日本って妊娠検査の補助がやっと15回分無料健診とかになったけど、出産費用もバカ高くて出産一時金どころで足りるわけではない。これから子供を迎えるのにその補助金も無いし、出産後だってお金のとにかくかかる日本。これでは子供が増えないはずだ。

産婦人科一つの例にしかすぎないけど、日本もこのくらい出産準備をしてくれたらば、少しは「産んでみようか」と言う人も一人くらい増えるかもしれないと感じた帰路なのでした。